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公立?私立?子どもの進路別「備えるべき教育資金」と「意外な支出」

  • 2019.4.17
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自分の子どもが進路を考えた時、親は公立か私立かで教育資金を考えなければいけませんね。
では、子どもの進路別に備えておくべき教育資金と意外な支出にはどのようなものがあるのでしょうか?

私立の幼稚園に通うと、年間で約48万円

公立の幼稚園に通うと、1年間で約23万円。
公立と私立で比べると、倍ほどの差があるのがわかります。
中でも特に大きな差が出ているのは授業料。
私立の幼稚園の授業料が年間約21万円であることに対して、公立では約6万円なのです。
授業料だけで3倍以上であるということは、これだけ価格の差が出てきてしまうのも納得ですね。

私立の小学校に通うと、年間で約153万円

公立の小学校は、1年間で約32万円。
小学生にもなると、公立と私立で約5倍ほど教育資金に差が出てしまいます。
なぜこんなにも資金に差が出るのかというと、やはり授業料の関係。
小学生は義務教育のため、公立に通うと授業料がかかりません。
しかし、私立の小学校は別。

授業料だけで、約46万円もかかるのだというのです。
また、習い事などの学校外活動費も公立で約22万に対し、私立では約61万と3倍近くの差があるため、これも教育資金の差に響いていると思われます。

私立の中学校に通うと、年間で約133万円

公立の中学校では、1年間で約48万円。
小学校と同様、中学校も義務教育のため、公立の学校に通うと授業料がかかりません。
しかし、私立の中学校に入ると、授業料だけで約42万。
公立中学校の1年間の教育資金と数万円しか変わりませんね。

しかし、私立の中学校になると、弁当を持参する学校も多く、給食費という名目で比較すると公立の方が費用がかかる計算となっています。

私立の高等学校に通うと、年間で約104万円

公立の高等学校に通うと、年間で約45万円。
なんだか、私立の小学校や中学校と比べたら、私立の高等学校に通っても、年間でかかる資金が少しだけ安い?と感じますよね。

とはいえ、やはり公立と私立では2倍以上の資金の差があります。
また現在、高等学校に関して言えば、所得に応じて就学援助が受けられるようになりました。
しかし、いくら援助が受けられるとはいえ、公立と私立の差が縮まるわけではありません。
さらに、公立と私立の差はやはり授業料。
公立の高等学校では約2万ほどだったのに、私立の高等学校では授業料だけで約27万円です。

意外な支出

公立でも私立でも、学校に関すること以外に意外な支出がかさんできます。

例えば、
・部活動でお揃いのユニフォームを買う
・検定代がちょくちょくかかる
・アレンジ自由の制服でオシャレに着こなすためのグッズ
・自宅から学校までの交通費 など

入学前に計算していた金額より、大幅に変わってしまうのは、やはりこういった事前にはわからないものですよね。
制服のアレンジなんかはしなくてもいいのでは?と思う親もいるかもしれませんが、思春期の中学生や高校生が自分1人だけ地味な着方をするのは、やはりかわいそうです。

さらに、学校までの交通費は意外と痛い出費。
自転車で行ける距離なら良いのですが、バスや電車に乗らなければいけないところに通うと定期代もバカにできませんよ。

いかがでしたか?
公立と私立、どちらに行きたいかは子どもに決めさせてあげたいと思うのが親心。
しかし、資金面を見ると、やはり公立に行ってほしいという願いも出てきてしまいますよね。
早い段階から積立や学資保険で補填できるよう、手を打っておくのが良いかもしれません。

(参考 文部科学省

http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa03/gakushuuhi/kekka/k_detail/__icsFiles/afieldfile/2017/12/22/1399308_1.pdf

http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa03/gakushuuhi/kekka/1268105.htm)

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