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ビギが「サカヨリ」を事業承継

  • 2019.4.17
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ビギは2019年春夏シーズンから、坂寄順子が手掛けるウィメンズブランド「サカヨリ(SAKAYORI.)」と「ジードット(G.)」を事業承継した。ビギ内にサカヨリ事業部を新設。ビギが経営などを担い、坂寄はサカヨリ事業部のディレクターとしてデザイン業に専念する。

坂寄は11年からビギの「レキップ(L’EQUIPE)」内のライン “ドゥ クレ(DEUX CLE)”のデザインを担当していたことや、同社の店舗で「サカヨリ」の取り扱いがあったことなどで、ビギとの関係を築いてきた。17年秋ごろから事業承継について話を初め、3月1日付けで「サカヨリ」と「ジードット」の事業をビギに移管した。

現在「サカヨリ」と「ジードット」の卸先は合わせて約40アカウント。今後も販売は受注・卸売りが中心とし、2月にはビギの自社EC「ビギ オンラインストア」でも取り扱いを開始している。現在の「サカヨリ」と「ジードット」は売上高2億円規模だが、目標として中長期的に10億円規模に成長させ、3年以内に実店舗の出店を視野に入れている。今季からポップアップストアの出店を計画する。

坂寄は「事業承継を決めたのは、ビギはモノづくりに真摯な会社で丁寧な企画ができると感じてきたから。これまではデザイナーと社長を兼務してきたが、ビギに入ったことでデザインに専念できることが一番のメリットだと考えている。また、社内の異なる目線が入ることで、MD構築なども工夫していきたい」と話す。

坂寄は女子美術大学短期大学卒業後、大阪モード学園にて本格的にファッションデザインを学ぶ。アパレル企業で経験を積み、コレクションブランドのパタンナーに就く。2003年に独立し、GOAT-eeを設立。2004年春夏から「サカヨリ」をスタートした。

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