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平成最後の4月30日に飲みたい酒 オンワードの隠れたヒット商品に

  • 2019.4.16
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平成が残りわずかとなる中、オンワードホールディングス(HD)が運営する食品のECモール「オンワード・マルシェ(ONWARD MARCHE)」では高級日本酒が売れている。千葉県御宿町にある老舗蔵元の岩瀬酒造の“平成VINTAGE”。平成元(1989)年に醸造して30年間じっくりと長期熟成させた。1本(375mL)1万5000円(税込)。同ECモール内では飛び抜けて高価であるにもかかわらず、発売1カ月半で125本を売った。「平成最後の日である4月30日に、平成と同じ年月を過ごしたお酒を大切な人と乾杯したいという需要が多いようです」と同社は分析する。

岩瀬酒造は1723年創業の老舗蔵元。“平成VINTAGE”は、30年前に山廃造りという手の込んだ醸造法で作った吟醸純米酒だけをボトリングした。近年、日本酒の熟成酒は脚光を浴びるようになってきたが、30年物は数少なく珍重されている。ブランデーのような琥珀色と、甘美な口当たりは長期熟成でなければ味わえないという。

その商品価値とともに、平成の終わりを記念して買い求める人が多いが、平成のうちに飲むのであれば、数に限りもあるため早く注文する必要がある。同社では「22日までにご注文いただければ、29日までにお届けします」と呼びかけている。

オンワードHDでは小規模の食品生産者の商品開発を支援する一貫として、クラウドファンディングサービス「マクアケ(MAKUAKE)」と組んで資金調達するプロジェクトに取り組んでいる。その第1弾だった岩瀬酒造の熟成酒には目標の100万円を大幅に上回る723万5000円の支援が集まった。

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