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5月病からあなたを救う、朝の簡単ルーティーン。

  • 2019.4.13
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5月病からあなたを救う、朝の簡単ルーティーン。
2019.04.13 08:00
4月も気づけばもう半ば! 新しい職場や学校に通い始めた人たちも、そろそろニューライフに慣れてきた頃かもしれません。あるいは、まだ新しい環境に馴染めずに、心身ともにちょっとお疲れ、朝からだるい、なんて人もいるのでは? 夏に向けて活力を養うためにも、心理学者が提案する5月病への簡単対処法を伝授します。


春はあけぼの、と言いたいところだが、あけぼのを愛でる余裕なんてとても……というのが現実ではなかろうか。むしろ、たっぷり寝たはずなのに朝からすでに疲れている、なんていう春の日々を過ごしている人も多いはず。新しい生活がスタートして、心身ともにお疲れ気味なのは仕方がないけれど、できるならすぐにでもこの状況から脱したい! という人は、ヨーロッパの心理学者の研究グループが発表した、起きてすぐに実践できて、いい気分になれる「春の無気力」克服法を試してみるのがいいかもしれない。

音楽こそがライフセーバー。


「その方法とは、心浮き立つ好きな音楽をいくつか選ぶだけの簡単なメソッドです。音楽が皮膚を通じて体内に取り込まれ、気分をよくしてくれる。この時期のライフセーバーのような存在ですね」


こう語るのは、音楽が人間(とその感情)に与える影響を研究している、ヨーロピアン・スクール・オブ・エモーショナル・トランスフォーメーションの精神科医チーム。彼らによれば、私たちの気分にポジティブな効果をもたらす音楽は、同時に、悲しみや憂鬱を劇的に増幅させる作用もあるという。「そんなこと、わざわざ言われなくても知っている!」なんて声が聞こえてきそうだが、『Frontiers in Human Neuroscience』誌によれば、音楽の様式と、感情の規制を司る前頭前野皮質の活動には関係があることが科学的にわかっており、これを春の無気力克服に活かさない手はない、というわけだ。

プレイリストを時計代わりに。


では、実際にどんなふうに音楽を取り入れればいいのだろう? 『Put Order in Your Life』の著者で、企業のコーチングなどを行うアリシア・イグレシアスは、起床から朝食、着替え、メイクといった、朝のルーティーン完了までの時間を満たすプレイリストをつくることを推奨する。このプレイリストを毎日かけることで、行動と曲やフレーズが結びつき、この曲のイントロで朝食を食べ、この曲のサビで歯を磨きはじめる、というようなリズムができるのだ。イグレシアスは語る。


「音楽を時計代わりに使うアイデアは、非常にオススメです。時計を見るという行為自体が、気づかぬうちにストレスになっていることも多いので、『音楽時計』に変えることで、ストレスや気分、慢性疲労が劇的に改善されるのを実感できるでしょう」


さらに、精神科医たちが口酸っぱく説くように、「思ったことが現実になる」ことのネガティブなループから抜け出すことも大切だ。


「今日はなんだか悪い日になりそうだ、と思うと、脳がそうなるように働いてしまう。たとえ嫌だと思っていても、心に浮かんでいることや思い込んでいることが、脳の仕業で現実のものとなってしまうんです。つまり、あなたの気分というのは、あなた自身とその精神状態に左右されているのだということを忘れないようにしましょう」

Text: Ana Morales

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