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『東京と地方の婚活格差!? 大切なのは場所ではなく意識を変えること』婚活アドバイザー、植草美幸(第35回)

  • 2019.4.10
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初婚平均年齢は高止まり傾向


こんにちは、結婚相談所マリーミー代表で婚活アドバイザーの植草美幸です。

みなさん、女性の初婚平均年齢をご存じかしら? 厚生労働省がまとめている直近のデータでは29.4歳。ちなみに男性は31.1歳。都道府県別に見てみると、東京が一番高く30.5歳、2番目に高いのは神奈川で30.0歳。次いで京都、高知の順に続きます。この20年間で女性の初婚平均年齢は3歳以上上昇しているものの、近年は高止まりの傾向にあるといえるわね。

マリーミーの会員は東京の方だけではなく地方の方もいらっしゃるので、私も折を見て、その会員のお住まいの土地まで行くことがあるのだけれど、東京と地方では婚活事情に大きな差を感じることも。名古屋や大阪、福岡などの都市部とは大差がないけれど、小さな町では会員の意識はもちろん、結婚相談所も体をなしていないような状況のところもあって、5年、10年と長々と婚活している会員さんもいるほど。

婚活は短期集中が基本! 今回は栃木県在住の女性の全国を股にかけたマッチングケースをご紹介します。


CASE
女性35歳・保育士 ♡ 男性43歳・会社経営


栃木県在住のこの女性はマリーミーに入会する前、地元の婚活イベントに積極的に参加。ところが、その婚活イベントに来た男性陣の中には、農作業着のまま長靴姿で参加する人もいて、がっかりしたと言います。この女性の周辺は20代で結婚している人がほとんどだったようで「地元では早くお嫁に行かないと売れ残っちゃう。新しい出会いがないんです」とマリーミーを訪れました。

3県にまたがっての同時進行交際


保育士という仕事は場所を選ばずできることから、この女性は地域を絞らず、それ以外の条件を重視してお相手選びをスタート。

日本結婚相談所連盟(IBJ)や日本ブライダル連盟(BIU)といった結婚相談所の連盟に所属している結婚相談所では、全国の所属している結婚相談所のすべての会員からお相手を選ぶことができるの。その数は約10万人。

女性はマッチングが成立した十数人の男性とお見合いをして、岡山県と長野県、そして同じ栃木県在住の男性と交際することに。男性が栃木に来ることもあれば、女性がお相手のそれぞれの住まいの土地まで行ったり、中間地点で落ち合ったり。これまでお付き合いした男性とは、地元のショッピングモールでデートが定番だったようだから、打って変わって費用や労力はかかるけれど、婚活デートは小旅行気分で新鮮だったよう。


まずは条件。愛情は育てていけばいい


約2カ月の同時進行恋愛を経て選んだのは、同じ栃木県の会社経営の男性。女性は、一度は地元を離れることを考えて、年齢の近い長野県の男性を選ぼうとしていたのだけれど、実は女手一つで育ててくれたお母さまがいて、残して行くことにためらいがあったみたい。最終的には経済力があって母親の面倒もみてくれるこの男性を選んだの。

この女性の決断こそ、まさに条件で選ぶ婚活。婚活は恋愛を求めるのではなく、結婚相手を探す作業なの。愛情は結婚してから育てていけばいいのです。

東京は結婚する年齢も生活スタイルも多様化されているけれど、保守的な地方は結婚も早く、タイミングを逃すとさらに結婚をしづらい状況に陥りがち。お相手がいないというなら、いる場所へどんどん出ていきましょう。でも、長靴姿で婚活する男性は褒められたものではないけれど、男性は服だけで8割変わるわよ。見た目だけの問題なら、あなたが磨いてあげればいい。懐深く、感性を豊かに持って、お相手を見極めてくださいね。


*個人情報保護のため、一部アレンジしています。

 -PROFILE-【植草美幸】婚活アドバイザー/結婚...
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