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大丸心斎橋店本館は65%を定借で運営 ギンザ シックスのノウハウを活用

  • 2019.4.9
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J.フロント リテイリングは、現在建て替え中の大丸心斎橋店本館の売り場の約65%が定期賃貸借契約(以下、定借)にすると発表した。9月下旬を目途にオープンする。ギンザ シックス(GINZA SIX)で全面的に打ち出した定借モデルと、従来型の百貨店モデルとを組み合わせることで、「お客さま目線で本当に求められているブランドを導入するとともに、心斎橋店が強みとする外商顧客にも対応する」」(山本良一社長)。

具体的には、地下1~2階の飲食・食品フロアと、地上4~10階のファッション関連フロアが定借になる。1階の化粧品、2階のラグジュアリー、3階のアクセシブル・ラグジュアリーの3フロアは従来通りの消化仕入れモデルだ。シームレスに構成し、「お客さまには、グレードがあってファッション性を感じる一つの売り場だと感じていただけるようにする」。

2017年4月に開業し、約4万平方メートルを定借で運営するギンザ シックスは、1年目に売上高600億円を達成した。2年目は、「開店景気に沸いた1年目を超える規模ではないが、売上高、利益ともに予算を上回った」という。「今まで百貨店には導入しづらかったブランドも、銀座では定借にすることで開拓できた」と、手応えを感じている。そのノウハウはもちろん心斎橋でも生かすが、「富裕層を中心とした固定客を抱える心斎橋では、銀座と全く同じことをやっても通用しない」。それゆえに、定借と従来型百貨店とのハイブリッドで店づくりを進める。

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