1. トップ
  2. ケリングが「ボルコム」を売却 現経営陣が事業を継続

ケリングが「ボルコム」を売却 現経営陣が事業を継続

  • 2019.4.5
  • 593 views

「グッチ(GUCCI)」などを擁するケリング(KERING)が、傘下のアクションスポーツブランド「ボルコム(VOLCOM)」を売却した。同ブランドは1991年創業で、2011年にPPR(現ケリング)の傘下に入った。18年4月の段階で売却の話が出ていたが、19年4月1日付で米ブランドマネジメント会社のオーセンティック・ブランズ・グループ(AUTHENTIC BRANDS GROUP)がその知的財産権を取得した。同社は「ヴィンス・カムート(VINCE CAMUTO)」や「ナインウエスト(NINE WEST)」などのマネジメントを行っている。「ボルコム」の運営権は現経営陣が取得し、同ブランドを継続する。

ケリングは、「『ボルコム』の経営陣が、米国、フランス、オーストラリア、そして日本での事業を引き続き行う」とコメントした。同社は18年1月に傘下ブランドだった「プーマ(PUMA)」株の一部を株主に現物分配して保有比率を16%にまで引き下げ、ラグジュアリーに注力する方向性を示していた。なお、「ボルコム」の売却は、ケリングのキャッシュフローや非継続事業の損益において大きな影響はないという。

元記事で読む
の記事をもっとみる