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胸に迫る大女優グロリア・グレアムの最後の恋ときらめきを描く『リヴァプール、最後の恋』【今月のプロ押し映画!】

  • 2019.3.29
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胸に迫る大女優グロリア・グレアムの最後の恋ときらめきを描く『リヴァプール、最後の恋』【今月のプロ押し映画!】
2019.03.29 17:00
1950年代のハリウッドで圧倒的な人気を誇った往年の大女優グロリア・グレアム。4度の結婚を経験するなど、恋多き女性としても知られた彼女と、年の差もキャリアの差も超えて恋に落ち、別れを経てなお、親友として寄り添い続けたピーター・ターナーの回顧録を映画化。グロリアを実力派女優アネット・ベニング、ピーター役を『リトル・ダンサー』などで知られるジェイミー・ベルが演じる。

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『悪人と美女』(1952年)でアカデミー賞助演女優賞に輝くなど、1940年代〜50年代に全盛期を迎えたハリウッド女優グロリア・グレアム。大物監督ニコラス・レイを筆頭に、4度の結婚歴のある恋多き女でもあったが、57歳で乳癌により逝去した。その晩年に寄り添ったのは、駆け出しの若い舞台俳優ピーター・ターナーだった。病を自分の家族に明かそうとしないグロリアを、ピーターはリヴァプールの実家で家族とともに支えるが、日に日に彼女の病状は悪化していく……。 


二人の出会いや楽しい恋の思い出を辿りつつ、最晩年に肉体は衰弱していきつつも、映画スターとして、女として美しく散ろうと気丈に振る舞うグロリアと、そんな彼女に寄り添う元恋人ピーターの姿を描く。グロリアを演じるのは、大女優アネット・ベニング。抱えきれない重圧に戸惑いながらも、必死にグロリアに尽くす若き恋人ピーターをジェイミー・ベルが演じる。また、グロリアの母をヴァネッサ・レッドグレイヴ、自分の生活を犠牲にしてまでグロリアの看病に精を出す心優しいピーターの母ベラをジュリー・ウォルターズが演じるなど、英国の大物俳優たちが華を添えた。ピーター・ターナーが1984年に出版した回顧録によって、明るみに出たスターの散り際。大輪の華を咲かせた女優の最後のきらめきは、美しくも切ない。



『リヴァプール、最後の恋』3月30日公開
https://liverpool-movie.com/


配給:キノフィルムズ/木下グループ

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