1. トップ
  2. 恋愛
  3. 風呂場で急に白目をむいてぶっ倒れた娘! 初めての衝撃に気が動転して…【劔樹人の「育児は、遠い日の花火ではない」 第5話】

風呂場で急に白目をむいてぶっ倒れた娘! 初めての衝撃に気が動転して…【劔樹人の「育児は、遠い日の花火ではない」 第5話】

  • 2019.3.29
  • 222710 views

皆さま、ごきげんいかがですか。
男の墓場プロダクションの劔樹人と申します。

普段はマンガを描いたり、バンドをやったり、ハロー!プロジェクトの応援をしたりしながら、家のことや育児を主に担当する主夫として生活しています。

今回は娘に起こった、親がひやっとした出来事のお話です。


■寝返りからあわや呼吸困難!?



ある真夜中、いつものように寝ていたら、何やらうめき声が聞こえてきた。

ハッとして見てみると、娘が布団にぐるぐる巻きになってうなっていた。

寝返りをゴロゴロとしていたら、芸術的なすのこ巻きになってしまっていたようなのである。

その姿はなんならユーモラスなくらいだったのだが、これが顔にまで巻きついていたら呼吸ができなくなるかもしれない。

間違いなく命の危険がある。

今回は、運が良かった。

娘がまだ0歳で体をうまく使えなかった頃は、布団やぬいぐるみで窒息してしまうことが心配で、いつも神経を研ぎ澄ませて寝かしつけていた。

2歳になってさすがにそこまで気にしなくなってしまっていたところもあるが、まだまだ小さく弱い命。気を引き締めなければならないと思った。

■これまでは運がよかった私たち

実は、私は運よくというか、娘が誕生してからそこまで肝を冷やすような危険な経験をしていないのである。

記憶にあるのは、まだ生後3ヶ月くらいの頃に、添い寝で寝かしつけていてうっかりこっちが寝てしまった時くらいか。

その当時は、「添い寝の時は絶対寝たらダメだ、寝たらダメだ…」と、いつも自分に言い聞かせながら育児をしていたので、ハッと目が覚めた時、娘には特に何もなかったものの、焦りと罪悪感がただ事ではなかった。

しかし、昨年の夏のこと…



■親もパニック! 風呂場で娘が突然の卒倒

娘は流行性のヘルパンギーナにかかっていて、何日か高熱があった。

その日もまだ熱はあったが、本人自体はすっかり元気になっていて、食欲もあったし、家の中で元気に遊んでいた。

汗をかいていたので、そろそろシャワーをしてあげなければと思い、一緒にお風呂に入った時だった。




そこには、白目をむいてガクガクとけいれんしながらひっくり返っているわが子が!

「ヒイッ!!」

あまりのビジュアルショックに、こっちもひっくり返りそうになった。



慌てて抱っこして風呂を飛び出し、妻を呼ぶと、妻は落ち着き払ってこう言った



「よし、意識は戻ってきてるから大丈夫。とりあえず病院に電話して」

えっ!

いつも自分の体調に少し何かあると、「痛い~しんどい~」と必要以上に訴える大げさな妻が、まるでベテラン看護師かのような冷静な判断!

なんて頼りになる!

ちょっと憧れた。

どうやら、ちょうど先日、先輩ママ友と熱性けいれんについての話をしたところだったらしい。

■情報インフラがほしい

熱性けいれんは、乳幼児にはよく起こる症状である。

多くの親が経験しているが、初めて経験するものにとっては結構ショッキングな光景である。

小さな子どもには、ありがちなわりに対処に困るような、そういう病気が多い。

もちろん、ネットで調べればすぐに出てくるが、その瞬間は冷静に調べて対応するのは難しいこともある。

私はその時、あらかじめ知っておくことの大切さを痛感した。

子育てをするすべての親は、こういうことがよくあるから、その時はこうする、というシミュレーションをある程度しておくべきだと思った。

防災訓練である。



あと、ママ友ネットワークの情報共有の重要さも感じた。

しかしいかんせん、私はパパだ。

なかなかママ友集団に一人混じってゆくことができない。

それなのに、パパ友はまだまだネットワークが脆弱(ぜいじゃく)で、情報インフラにも乏しいのだった。

(劔樹人)

元記事で読む
の記事をもっとみる