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ドッグフォトグラファーに聞く「愛犬写真をうまく撮影するコツ」4つ

  • 2015.3.16
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【女性からのご相談】

わが家にはかわいい犬がいます。せっかくなので、かわいい写真をたくさん撮って残したいのですが、撮影するにあたって何かコツはありますか? 教えてください。

●A. 撮影場所や天気など4つのポイントに気を付けると、ステキな愛犬写真が撮れます。

ご相談ありがとうございます。ママライターの馬場じむこです。

家族の一員であるかわいいペットの写真撮影、最近増えていますよね。

そこで今回は2,100頭以上の犬の撮影をされてきた、東京都在住のドッグフォトグラファー杉山順平さんに愛犬撮影のコツのお話を伺いました。

●愛犬を撮影するときのコツ4つ

●(1)撮影場所は日中屋外で

『室内は電気で一見明るく見えても、実は曇りの屋外よりも暗いのです。写真を撮るときはなるべく明るい所の方がいいので、愛犬撮影の場合は屋外で行いましょう。ちなみに室内で動く犬を撮るのはプロでも難しいです。

犬を連れて入っても良い公園や河川敷などおすすめです。注意してほしいのは真夏の撮影です、愛犬の熱中症はもちろんのこと、真夏のアスファルトは素足の犬にとってはヤケドしかねないので要注意です。そういった場合はタオルを敷くなどの配慮が必要です。またリードなしでの撮影は絶対にやめましょう』(杉山さん)

●(2)天気は曇りのときがおすすめ

『一見、天気は晴れの方がよさそうですが、曇りの方が撮影は簡単です。晴れの場合ですと、逆光だと犬の姿が暗くなる写真になってしまい、順光だと太陽の角度によっては犬が眩しがって目を細めてしまうことがあります』(杉山さん)

●(3)撮影のときに高い音の出るおもちゃを使うか、高い声を出す

『音の出る犬用のおもちゃはたくさんありますが、犬は特に高い音に反応しやすいのです。そして、犬が音に反応すると、ピーンと犬の耳が立ったり、かわいく首をかしげるので、いいポーズの写真が撮れます』(杉山さん)

●(4)犬のおやつを撮影者のおでこか眉間の前で持つ

『おやつをおでこか眉間の前に持つことで、犬の目線がカメラ目線、もしくはカメラ目線よりちょっと上を向き、いい目線の写真が撮れます。このときはおやつの位置がカメラの上になるように気をつけてください。自分の愛犬ならどういうおもちゃやおやつなどに興味を示すか分かると思うので、それらを駆使すればカメラ目線での撮影は難しくありません。

片手でおやつを持ちながら、片手でカメラ撮影というのが難しく感じるならば、だれか助手をお願いして、おやつを撮影者のおでこの位置に持ってもらうといいですね。ちょっと撮影者の見た目が恥ずかしく感じるかもしれませんが、いい目線になりますよ』(杉山さん)

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いかかでしたでしょうか?

晴れの日より、曇りの方が撮影には良いというのは驚きでした。難しいテクニックがいらないこの4つのポイントを活かして、ぜひステキな愛犬写真をたくさん撮ってくださいね。

【取材協力/杉山順平氏】

犬のイベント会社に犬専門のカメラマンとして入社。犬と一緒に泊まれる宿で、ロケーションを生かした野外撮影をメインに活動。退社後、フリーカメラマンとして、主に都内で愛犬家からの野外撮影依頼を受ける撮影会を実施。撮影した犬の数は2,100頭以上。

・わんこ写真のじゅんぺい

●ライター/馬場じむこ(書評ブロガー)

東京都在住36歳。短大卒業後、一般事務・専業主婦を経て、長男が1歳の時に建材メーカーに再就職し、総務・労務も担当する経理主任として8年勤務。現在は税理士事務所にて経理事務業務のほか、Webや雑誌にてライティングを行う。夫、小学5年生の男子、保育園児の5歳男子と暮らす。著書『仕事も子育ても自分もうまくいく!「働くママ」の時間術』日本実業出版社より出版、台湾版も発売中。

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