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関節と脚裏にアプローチしてまっすぐ美脚!「脚やせストレッチ」

  • 2019.3.26
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脚のゆがみ直し2

抗重力筋を鍛えることで、すっと伸びた脚に

「スラリとした脚になるためには、まず、脚のつけ根である“股関節”をほぐし、整えることが不可欠です。股関節がつまっていると、そのまわりの筋肉の血液やリンパはスムーズに流れません。すると老廃物も蓄積し、むくんだり、セルライトもできやすくなってしまいます。さらに、太ももの裏やふくらはぎなど、抗重力筋を鍛えることも重要です」(南先生)

抗重力筋とは、その名の通り重力に抗う筋肉こと。重力に負けないように筋肉を引き上げ、姿勢を支えています。それらが衰えると姿勢は崩れ、お尻も脚もたるんでしまいます。すっと伸びた美脚になるためには、股関節に加え、抗重力筋へのアプローチも欠かせません。

土台である、足関節を整えることも重要

「もう1つ重要なのが、足首より下、つまり「足」です。体のいちばん下にある「足」は、いわば土台。この土台がゆがんでしまうと、足首の関節、ひざ関節、股関節も正しい位置からズレてしまいます」(南先生)

足には、片足だけでも骨が28個あり、33の関節がありますが、これらの関節は、毎日重い体を受け止めているため、大きな負荷がかかっています。そのため、つまりやすいのです。
これからご紹介するストレッチで、股関節に加え、足関節もほぐしていきましょう。

<壁押し開脚>

足にスポットを当てたストレッチです。
足裏から脚の抗重力筋を鍛えて、さらに股関節もほぐしていきます。

<1>

壁押し開脚1

壁に向かって座ります。手をややお尻の後方につき、体を支えながら、ひざを軽く曲げましょう。この際、手の指先は後方へ向けます。
足の指と壁の距離が、こぶしひとつ分程度の位置に移動します。左足を壁に向かっての伸ばし、足裏を壁にピッタリとつけましょう。

<2>

壁押し開脚2

左足を、壁を沿うようにして上げていきます。足裏は壁にピタリとつけて行うことがポイント。

<3>

壁押し開脚3

ひざ裏が伸びきるところまで左足を上げたら、かかとで壁をぐっと押し、つま先を離します。

<4>

壁押し開脚4

壁につま先を戻し足裏をつけ、今度は足指を壁に押し込み、かかとをアップ。このとき、足の指は曲げてグーにしておきます。<3>〜<4>の動きを10回くり返しましょう。

<5>

壁押し開脚5

ひざを伸ばし、足裏全体を壁にピッタリとつけます。
足裏を壁につけたまま、円を描くようにして、足を床に向かっておろします。

<1>〜<5>の動きを右足でも同様に行いましょう。

 

<脚のゆがみ直し>

内側に入りがちなひざを正しい位置に戻しつつ、足裏と抗重力筋を鍛えます。
軸足がブレないように行うことが大切です。

<1>

脚のゆがみ直し1

まず、あお向けになり両ひざを立てます。右足のかかとを左ひざ頭の内側に当てます。
左手は背中の下、右手はお腹に当てておきましょう。

<2>

脚のゆがみ直し2

右足の指をグーにします。
かかとを支点にして、足首を外側にぐるりと回しましょう。これを3回くり返します。
このとき、立てた左脚が外側に倒れないように注意。

左右反対側でも、同様に行いましょう。

<股関節ほぐし〜上級編〜>

股関節の柔軟性を高め、体のあちこちで起きているゆがみやズレを正していきます。
曲げる脚は、直角に曲げることがポイントです。

<1>

股関節ほぐし1

横向きに寝ます。下になった右腕はまっすぐ頭上に伸ばします。左手は胸の前につき、体が倒れないように支えましょう。手先から足先までが一直線になるよう、全身を伸ばします。

<2>

股関節ほぐし2

左ひざを曲げ、足を右ひざの上へ。左ひざを90度立て、足裏を右脚にピタリとつけます。

<3>

股関節ほぐし3

左の足を、右脚の内側を沿うようにしてくるぶしまで移動。左指で、右足のくるぶしを“くしゅくしゅ”とかくようになでます。

<4>

股関節ほぐし4

左足をすべらせながらひざまで戻します。左足のかかとで、右ひざの内側にある骨を押します。<3>〜<4>の動きを5回くり返したら、左右反対も同様に行いましょう。

これらのストレッチは、脚やせはもちろんですが、血流がよくなることで脚の冷え改善にも効果があります。座り姿勢や寝ながらできるので、朝出かける前や夜のリラックスタイムの習慣にしましょう。

撮影/山上忠 モデル/成田沙季(ニュートラルマネジメント)ヘア&メイク/斎藤節子 文/柿沼曜子 衣装協力/アディダス

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