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掃除してても部屋が臭い!?お部屋別の気になるニオイ対策を一挙公開

  • 2019.3.26
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外出先から自宅に帰った時、「あれ?なんか臭い……」と感じることはありませんか?とくに真冬や花粉が気になる今の時期は家を締めきっていることが多いので、ニオイがこもりがち。また、結露によって湿気が増え、室内にカビが発生して、それがニオイの元になっていることも。

「ゆっくりくつろぎたいのに、ニオイが気になってリラックスできない!」なんてことでは、お家が居心地の悪い場所になってしまいますよね。そこで今回は、お家の場所別にニオイの原因を徹底解説。それぞれの原因を正しく理解して、深呼吸できる清々しい空間に変えていきましょう。

①リビングのニオイの原因

リビングの嫌なニオイの原因、それは『部屋干しした衣類』です。天気の悪い日が続いたり、花粉を避けようとすると、どうしても部屋干しの回数が多くなりますね。部屋干しをすると衣類の雑菌が増え、洗濯物が臭ってきます。

そんな部屋干しのニオイ対策には、粉末の酸素系漂白剤がオススメです。普段、使用している洗剤にプラスするだけで、衣類にニオイがつきにくくなります。また、洗濯の水温は高い方が効果が高いので、風呂の残り湯を使うといいでしょう。さらに、部屋干しの際に除湿機や衣類乾燥機を併用することで洗濯物も乾きやすくなり、家の中も除湿でき、カビが発生しにくくなります。

2日間以上雨が続いた時など、部屋干しが続いてしまった場合はできるだけコインランドリーへ。コインランドリーで一気に衣類を乾かしてしまえば、部屋の湿度が上がるのを防ぎ、結露も防ぐことができます。もちろん衣類自体も乾燥機で乾かすので、生乾きのニオイがとれて気持ちよく仕上がります。持っていくのは少々手間ですが、一度試してみるのもよいですね。

②洗面所のニオイの原因

洗面所のニオイの原因は、洗濯槽に生えた『カビ』であることが考えられます。洗濯槽のカビは見えにくく、定期的にお掃除していないと洗剤カスが原因ですぐに発生してしまいます。

これを防止するために、月に一度は洗濯機のお掃除を。方法は簡単です。風呂の残り湯などのぬるま湯10リットルにつき10gの粉末の酸素系漂白剤を溶かし、6時間以上漬け置きしましょう。すると、わかめのようなピロピロとした黒いゴミが浮いてきます。ゴミをとった後は、衣類を入れずに一度通常モードで洗濯機を回して完了です。

また、普段から衣類を直接洗濯機へ入れない、小まめにゴミ取りネットを洗って乾燥させておくことも忘れずに。

③浴室のニオイの原因

浴室のニオイの原因は、ずばり『排水口の汚れ』です。

排水口にたまった髪の毛や皮脂、湯アカなどのドロドロとした汚れ、一度は見たことがありますよね……。見つけてしまった時には、一度完全にゴミを取り除き、排水口をぬらして、酸素系漂白剤をパラパラとかけておきましょう。酸素系漂白剤が発泡して汚れを浮かしてくれます。しばらく置いたら、ブラシでこすって洗い流してください。漂白効果もあるので、軽いカビも落としてくれますよ。

④玄関のニオイの原因

玄関のニオイの原因は、シューズボックスの中の『湿気やカビ』です。

まずはシューズボックス内の湿気対策として、新聞紙を折りたたんで棚に敷いておくのをオススメします。こうすることでボックス内の湿気を新聞紙が吸収してくれます。さらに靴の裏の汚れがボックス内につかずに済むので、新聞紙を定期的に交換するだけで掃除が不要になるといううれしいポイントも。他にも炭や重曹も吸湿効果や脱臭効果が期待できるのでオススメです。

また、1日履いた靴はすぐにシューズボックスに入れるのではなく、一晩玄関に置いたまま乾かして次の日にしまうようにすると、ニオイが溜まらずにいいですよ。

⑤寝室のニオイの原因

寝室のニオイの原因、それは窓ガラスなどに付着した『結露によるカビ』です。寝室は加湿器や暖房などをかけて湿気が上がることの多い部屋のひとつ。そのため、窓に結露ができやすくなります。結露ができて濡れたままの窓ガラスは、すぐにカビて臭くなってしまうのです。

そんな寝室のニオイが気になる時は、一度窓ガラス全体の結露を拭いた後、アルコール除菌剤をかけて伸ばすように拭き取りましょう。ニオイ取りができるだけではなく、防カビ効果も期待できます。エタノール水も効果がありますよ。

また、寝具にも湿気が含まれますから、天気がいい日はできるだけ外に布団を干して、乾燥させるようにしましょう。

湿度の高さとカビの発生にはご注意を

ニオイの原因は、湿度によるカビの発生が多くあげられます。こうした嫌なニオイを抑えるには、普段から部屋の湿度が上がり過ぎないように心がけることが大切。また、どうしてもニオイが気になる場合には、汚れをしっかり落として乾燥させましょう。こうした日々の対策の積み重ねで、ニオイは少しずつ気にならなくなってくるはずです。

せっかく自分の一番落ち着ける場所ですから、快適に過ごせるように心がけていきたいものですね。

監修:鈴野寿子(家事代行サービスCaSy・お掃除研修講師)

photo/PIXTA

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