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世界的に評価される、黒田泰蔵が美術館で初個展。

  • 2019.3.14
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個を消して純化された、白磁が見せる抽象の世界。

『黒田泰蔵 白磁』

黒田泰蔵『白磁 花入』2018年。「ろくろ成形、うつわ、単色」の3つの条件を自身に定め、白磁のみの制作に傾注し続ける。

純化された抽象性の内に静謐さと力強さを持つ白磁で、世界的に評価される黒田泰蔵の初の美術館で開催される個展。20歳でパリに渡り、後に人間国宝となる陶芸家の島岡達三と運命的な出会いを果たし、黒田はカナダで陶芸を始めた。帰国後さまざまな陶芸の技法を経て、45歳でろくろ成形の白磁に辿り着いた。陶芸家の現在形を目の当たりにしたい。

『黒田泰蔵 白磁』会期:開催中~4/9会場:ヴァンジ彫刻庭園美術館(静岡・長泉町)営)10時~17時(4月は~18時)休)水一般¥1,000(4月は¥1,200)tel:055-989-8787www.vangi-museum.jp

※『フィガロジャポン』4月号より抜粋

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