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実は花粉の温床!?コートなどのアウターに絶対必要な花粉除去法

  • 2019.3.9
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徐々に暖かさを感じる季節になってきました。外に出た時に「今日はポカポカして気持ちがいいな~」と思う反面、「あ、花粉がきた……」と憂鬱になる方も多いことでしょう。この時期は花粉症の方にとってはつらい季節でもありますね。症状がひどい方ほど専用の眼鏡をつけたり、性能のいいマスクをしたりと、顔周りの花粉防止対策を講じているかと思います。

でも実は『衣類』も花粉対策をしなければならないって、ご存知ですか?とくにアウターは花粉がつきやすいもの。さらに今のこの時期は暖かくなってきたとはいえ、まだまだ寒い日もあるので冬用のコートを着ることも。そのコートが花粉の温床になっていることもあるのです。そこで今回は、コートの花粉対策をご紹介します。

コートに花粉がつく原因は『素材』と『静電気』

マスクなどで念入りに対策を行っていても、屋内に入ってマスクをとった途端にくしゃみが止まらない、ということがあります。実はコートについた花粉を室内に持ち込んでしまっていることが原因なんです。

では、なぜコートに花粉がつきやすいのか。それはコートの『素材』と『静電気』に原因が。ウールやニットなどの表面の凹凸が激しい素材は、花粉が付着しやすくなります。また、静電気はカバンとコートがこすれる部分や、コートの裾、お腹周りなどで起きやすく、そこに花粉が絡まって衣類にこびりついてしまうのです。

花粉が付着しにくいコートの素材とは

では、コートを着ないで過ごせばよいのか、というとそうもいきません。大切なのは、どんなコートを着るかということ。そこで重要になってくるのが、コートの選び方です。コートなどのアウター選びのポイントは、「凹凸面が少ない素材であること」、「静電気をできるだけ起こさないようにすること」、この2点です。

凹凸面が少ない素材には、綿やナイロンなどが挙げられます。トレンチコートや表面がツルツルとしたアウトドア用のナイロンジャンパーなどがそれにあたります。反対に、ウールやポリエステルなどの凹凸面が多い素材は、綿素材などと比較すると格段に花粉の付着率が上がるので注意が必要です。

また、静電気を起こさせないように対策をすることで、ウールやポリエステルなどの素材でも花粉の付着率を下げることができます。

コートに花粉がつかないようにするには?

花粉の時期には外出するのも嫌!という気持ちになりますよね。それでも、仕事や買い物で1日に一度は外出しなくてはいけないという方がほとんどでしょう。そうなると、すべての花粉を除去することは難しいですよね。

そんな時は、外出前に静電気を防止するスプレーなどを活用しましょう。とくに、カバンがこすれるような脇の下から下半身にかけての部分、コートの裾などは念入りに。また帰宅時には同様の箇所を専用のブラシなどを使って花粉を取り払ってから室内に入るようにすると、コートに付着した花粉の量がぐんと減ります。

静電気は動きの少ない上半身ではなく、動きの大きい下半身に発生しやすい傾向があります。普段、肩回りなどは意識していたけれど、それ以外はとくに花粉を払ったりしてこなかった、という方はぜひ一度試してみてください。

原因を理解して、正しい対策を

原因を理解していると、正しい対策をとることができます。一度、普段着ているコートの素材を見てみて、もし花粉と相性の悪い素材であれば、着るものを見直してみてはいかがでしょうか?また、花粉が付きにくいコートなども販売されていますから、購入を検討してみるのもいいですね。

春はおでかけが楽しい季節。様々なアイテムを活用して、花粉に負けずに外出を楽しんでくださいね!

監修:鈴野寿子(家事代行サービスCaSy・お掃除研修講師)

photo/PIXTA

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