1. トップ
  2. ファッション
  3. キャサリン妃のお気に入りティアラ

キャサリン妃のお気に入りティアラ

  • 2019.3.7
  • 10836 views

翻訳/mayuko akimoto Photo Getty Images From TOWN&COUNTRY

ウィリアム王子との結婚式でエリザベス女王から借りたのは、カルティエ・ヘイロウ・ティアラ。ダイヤモンドとプラチナでできた繊細な作りは、今やトレードマークとなった、アレキサンダー・マックイーンのウエディング・ドレスにぴったり。

あれ以来、キャサリン妃が公の場でカルティエ・ヘイロウ・ティアラを身につけたことはないものの、ジュエリーファンは、再びその姿を見るのを待ち望んでいるそう。 

王室の歴史が刻まれたこのティアラは、1936年にカルティエが作ったもの。元々は、エリザベス王妃(後のクイーンマザー)が所有しており、娘であるエリザベス女王の18歳の誕生日祝いに贈ったのだとか。

中国の習近平国家主席を招いて行われた晩餐会の席で身につけたのは、パピルス・ティアラとも呼ばれる、ロータス・フラワー・ティアラ。この時は鮮やかな赤いドレスに合わせて。ちなみに結婚後初めてキャサリン妃がティアラを身につけた時もこのティアラで、2013年にバッキンガム宮殿で行われた恒例の外交レセプションでのことでした。 優美な作りのこのティアラはマーガレット王女のお気に入りだったけれど、王妃となる前のクイーンマザーも身につけていたそう。

カメラマンは必ずしも外交レセプションの場に入ることが許されないため、こうしてバッキンガム宮殿に到着するまでor宮殿から帰る様子を、車外から撮った写真しか見られないことも。こちらのスナップから推察するに、頭の端に写っているのはケンブリッジ・ラバーズ・ノット・ティアラで、亡きダイアナ妃もお気に入りだった一品。

この年の外交レセプションにもケンブリッジ・ラバーズ・ノット・ティアラを身につけ、義理の母ダイアナ妃への敬意を表したキャサリン妃。このティアラにも、王室の輝かしい歴史があるのだとか。 

ケンブリッジ・ラバーズ・ノット・ティアラが作られたのは、1913年か14年。メアリー王妃(メアリー・オブ・テック)が、自身の一族が所有するパールやダイヤモンドを使って、ガラードに作らせたのだとか。その際モデルにしたのが、彼女の祖母であるアウグステ・フォン・ヘッセン=カッセルの所有していたティアラで、こちらがオリジナルのケンブリッジ・ラバーズ・ノット・ティアラ。つまり、現在のケンブリッジ・ラバーズ・ノット・ティアラはこのレプリカということに。ちなみに、モデルとなった元のティアラは、個人の手に渡っているそうで、現在は所在がわからないのだとか。

この時点で、ケンブリッジ・ラバーズ・ノット・ティアラがキャサリン妃のお気に入りとなっていたのは明らか。この日の晩餐会には、胸の大きく開いた淡いピンクのマルケーザのドレスに、ルビーとダイヤモンドのネックレスを合わせて。

この年の外交レセプションにもケンブリッジ・ラバーズ・ノット・ティアラをチョイス。この時は、ダイヤモンドのネックレスと、ダイヤモンドとパールのイヤリングを合わせて。

オランダのウィレム・アレキサンダー国王とマキシマ王妃を招いての晩餐会で身につけたのは、またしてもケンブリッジ・ラバーズ・ノット・ティアラ。アイス・ブルーのドレスと、クイーン・アレクサンドラ・ウェディング・ネックレス、そしてこのたび授与された黄色の勲章を合わせて。

昨年の恒例外交レセプションでも身につけたのが、ケンブリッジ・ラバーズ・ノット・ティアラ。この年はカメラマンがバッキンガム宮殿内に入ることを許されたため、光り輝くジェニー・パッカムのドレスにお気に入りのティアラを身につけたキャサリン妃の撮影に成功。キラキラのクラッチバッグに、パールのイヤリング、10月にも披露した、黄色い勲章をつけて。

元記事で読む
の記事をもっとみる