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野暮ったい…肩落ちジャケット、レギンス「旬アイテムNGコーデ」3選 スタイリストの体型カバーテクニック術 ♯75

  • 2019.3.4
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その年、そのシーズンを代表する旬な着こなしができる人はオシャレ。テレビや雑誌、SNSでも流行のファッションスタイルがたくさん紹介されていて、おもわず取り入れたくなってしまいますよね。ですがここ最近の流行は、オーバーサイズなアイテムをラフに着こなすという、とても難易度の高いファッションスタイル。一歩間違えると、流行を取り入れたつもりが逆に野暮ったくなってしまうので気をつけなければいけません。そこで今回は、失敗しやすいトレンドファッションの間違った着こなしと改善ポイントをご紹介します。

イラスト、文・角侑子

【スタイリストの体型カバーテクニック術】vol. 75

肩落ちジャケットがだらしなく見える着こなし

オーバーサイズなジャケットやコートを、肩がのぞく程度にズラして着る、肩落ちファッション。このように、アウターをはだけぎみに着こなしている人を街中でも見かけることはありませんか? なぜこんなに流行しているかというと、肩落ちさせて着ることで肩幅が華奢に見えるという効果を持っているから。

しかし、着こなしを間違えると華奢に見えるどころか、野暮ったく見えてしまいます。その失敗ポイントがイラストのように、ボリュームのあるボトムと合わせてしまうこと。インナーもオーバーサイズ、ボトムもワイドパンツやふっくらしたシルエットのタックパンツを合わせると、締まりのないコーディネイトになって太って見えるので気をつけましょう。ボトムもしくはトップスは必ずボディラインにフィットしたアイテムを選ぶようにするとオシャレに仕上がります。

ベルトでウエストマークするなら服の素材感に注意

トップスにしても、ボトムにしても全体的にゆったり・ふっくらしたデザインが多い昨今のファッショントレンド。その影響もあって、適度な締まり感を表現してくれるベルトアイテムも同時に流行しています。例えば、ゆったりしたトップスの上からベルトでウエストマークをするなど。適度にメリハリを効かせられるので小物を使ったコーディネイトのなかでも高い人気を誇っている着こなしですね。

ただ、残念なことにボリュームのあるニット素材の上から無理やり細いベルトでウエストをマークすると客観的には非常に太ってみえるので気をつけてください。ニットの厚みやギャザーが「無理やりウエストを作りました!」という印象を受けるのでもったいない着こなしになってしまいます。

ウエストマークは基本的にオーバサイズのコットンシャツや薄手のシフォンワンピースなど肉感を拾わないような柔らかい素材にのみ取り入れるようにしましょう。

レギンスコーデはトップスの丈に気をつけて

昨年の秋から爆発的にトレンドの中心となった、レギンス。寒さが残る春先でも活用できる嬉しい着こなしですよね。ただし、レギンスは組み合わせるトップス次第でおしゃれに見えるかオバさんっぽくなるか両極端に別れるところがあります。

ボーダーラインの見極めは、トップスの丈です。膝以上の短い丈のトップスと合わせると生っぽい脚のラインが目立ってしまい、“オバさんが家の中で着ている部屋着” という印象を与えます。できればトップスではなくワンピースを合わせるようにして膝が隠れる程度の丈もしくは、ふくらはぎの中間くらいまでのロング丈と組み合わせるようにしましょう。全身コーデの1/4の程度を占める割合でレギンスがのぞいているのが美しく見えるバランスです。

自分の体型にマッチする着こなしを

毎シーズン、新しいトレンドのアイテムやデザイン、それに伴う着こなし方が登場しますが、その一部分だけを切り取って取り入れようとすると失敗しやすくなります。肩落ちアイテムにしても、レギンスにしても、自分の身長や体型に合わせやすい形で取り入れることが大切です。コーディネイトのバランスを第一に優先しながらオシャレな着こなしを楽しんでみてくださいね。

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