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MARNI プリーツで表現する新たなセンシュアリティ。

  • 2019.2.26
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MARNI プリーツで表現する新たなセンシュアリティ。
2019.02.26 21:05
ポップでカラフルだった春夏から一転、ダークでセンシュアルなコレクション。

【全42カット】MARNI 2019-20年秋冬コレクションをすべて見る。


1月のメンズコレクションと同じ会場でショーを行なったマルニ(MARNI)フランチェスコ・ルッソは、メンズ同様にカワイイから脱却したダークでセンシュアルなコレクションを見せた。


壁にサウンドシステムを並べたランウェイに登場したのは、チャコールグレーのロングジャケットとプリーツスカート。黒リップのメイクとチェーンネックレス、チェーンベルトで退廃的なムードだ。ワイドショルダーのジャケットはアームホール上部にスリットが入り、下に着た白いジャケットが見えているかのようなデザイン。


ショーのタイトルは「NEUROEROTIK」。ホルモン分泌や神経連絡の影響を受ける女性の欲望。ルッソは、女性たちが罪悪感を抱くことがない「新たな快楽の景色を描くこと」を目指した。といっても、露出度が高いわけではない。キーアイテムとなっているのはプリーツスカートだ。左右で長さの違うアシンメトリーなスカートや仕立て途中のようなスカート、中央だけに襞をいれたスカートなどデザインもさまざまで、素材もウール、サテン、レザーと多様だ。グラフィカルなプリーツ・オン・プリーツは制服のようでもあり女性らしく、官能的。


エロティックなムードを補完するのが黒と赤をメインにしたコントラストの強いカラーパレットとチェーンアクセサリー。赤いチェックのジャケットの下に着た黒いドレスは胸もとにも赤がのぞき、黒いレザーコートは裏地が赤だったり真っ赤なブーツを合わせたり。純白サテンのピュアなドレスもチェーンのガーメントでフェティッシュな印象へと変貌し、紅白のストールとチェーンベストを重ね、トップスのようにしたルックも。オレンジとピンクのタッチカラーがフレッシュだ。モザイク画像のようなプリントや、ピクセルで描いたドット模様など、プリントも想像力を掻き立てる。


チャンキーヒールのブーツや厚底のレースアップなど存在感のあるシューズもチェックして。

Photos: GORUNWAY Text: Yoko Era

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