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だしプロテインに肉まん茶漬け!? 煮ものやみそ汁以外にも使える「だし」のアレンジ活用術

  • 2019.2.26
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ダシやその他の食材で調理しているイメージ画像

すぐできる! 飲みものとしてアレンジ

ダシをお玉ですくっているイメージ画像

フランス料理で使われるだし「ブイヨン」「フォン」などとは違い、日本のだしは脂肪が含まれていないので低カロリー。また、「かつおだし」のかつおには血流を促進する働きがあるのでシミ改善などの美肌効果が期待でき、代謝をよくする働きもあるので脂肪燃焼効果も期待できるのだそう。

「だしは美容にも健康にもいいので、とくに女性にはおすすめしたいですね。コーヒーやお茶の代わりにだしを飲むだけでもいいんです。温かいほうが体にいいので、飲むときに電子レンジなどでちょっとあたためるといいですね。だしをとる時間がなかったら、小袋のかつおぶしパックを持って行って、それをカップに入れてお湯を注ぐだけでも「かつおだし」になるんですよ。深夜の仕事や残業などでイライラしたり疲れたりしているときは、疲労を改善する効果が期待できます。塩をひとつまみかふたつまみ入れると味がはっきりして飲みやすくなりますよ」

いろいろなだしがありますが、かつおだしと昆布だしを合わせた「合わせだし」が一番クセがなくおいしく飲めるので、おすすめだそう。
ほかにも、だしを飲みものとしてアレンジするアイディアを教えてもらいました。

◆トマトジュースを加えて「トマトスープ」
トマトジュースにだしを加えて電子レンジであたためれば、トマトスープのできあがり!
「濃度の濃いトマトジュースを使うとよりおいしくできます。トマトに含まれているリコピンには抗酸化作用やシミやしわなどを改善する美肌効果があるんですよ」

◆プロテインに加えて「だしプロテイン」
プロテインをだしでといて、できあがり!
「プロテインを牛乳でといて飲んでいる人もいると思いますが、牛乳同様、だしもたんぱく質が豊富です。プロテインの大豆とかつおの風味が合って、さっぱりした味になります。プロテインの飲み方のバリエーションのひとつに加えてみてください」

◆パイナップルに加えて「パイナップルスムージー」
生のパイナップルにだしを加え、ミキサーにかけてできあがり!
「パイナップルの分解酵素と、だしの血流促進効果の相乗効果が期待できるスムージーです。パイナップルは生かカットフルーツなどシロップ漬けでないものを使って自然の甘さを楽しむのがいいですね。パイナップルの味が強いので、ちょっと薄いパイナップル果汁という感じで違和感なく飲めると思いますよ」

コンビニメニューもおいしく変身!

肉まんのイメージ画像

さらに広げて、コンビニメニューのアレンジアイディアも教えてもらいました。

◆厚焼きたまごにだしを加えて「ふわふわ厚焼きたまご」
真空パックの厚焼きたまごを器にあけ、厚焼きたまごがひたひたになるくらいのだしを加えて、電子レンジであたためたらできあがり!
「厚焼きたまごはぎゅっと詰まっていて、ちょっと固いので、だしを入れて電子レンジにかけることでふわふわ感がアップします。だしは全部吸わないで少し残るので、それをつけながら食べるのがおすすめ。また、だしを多くして、おでんみたいな感じにしてもおいしいですよ」

◆肉まんにだしを加えて「肉まんだし?茶漬け」
肉まんに、あたたかいだしと塩3つまみほどを加え、電子レンジであたためたらできあがり!
「肉まんの皮が、やわらかい白玉のような、おふのような感じになるんです。肉まんの具に味がついているのでだしに味がついて、肉まんをそのまま食べるよりボリュームがあって満足感を得られますよ。あたたかい夜食としてもおすすめです」

下ごしらえで食材の味もランクアップ!

板に乗ったステーキのイメージ画像

北山さんは、だしを料理の下ごしらえにも活用しているのだそう。

「私はよく肉に使います。ステーキ肉にフォークで穴をあけてだしに漬け込んでおくと、肉がやわらかくなるんです。しょうが焼きなどもだしに漬け込んでから焼くと、お弁当で持って行ってもやわらかく、おいしく食べられますよ」

豆腐の保存にも、だしを使うのがおすすめなのだとか。

「お豆腐が残ったとき水に入れて保存しておくと思いますが、水ではなくだしに入れてみてください。そうすると、お豆腐の中にだしが少し入っていきます。だしがしみこむというほどではないのですが、うまみがほのかに入るのでおいしくなっていくんです。冷奴でも、そのままのお豆腐とはちょっと違うおいしさを味わえますよ」

だしを加えることでおいしくなるだけでなく、栄養もアップする効果があるといいます。

「例えば、いんげんに合わせだしを加えることで、いんげんの素材のおいしさにかつおと昆布のうまみや風味が加わって何倍もおいしくなるんです。そして、かつおや昆布のアミノ酸などが加わって栄養もアップするわけです。そこもまただしのいいところですよね」

取材・文/小高希久恵

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