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レシピ不要で料理上手に!?常備すべき失敗知らずの合わせ調味料

  • 2019.2.22
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煮る、焼く、蒸す、炒める、和える。思いつくままに挙げただけでも、和食の調理法はたくさんあります。しょっぱさ、苦み、酸味、甘味、さらに素材本来の旨味を活かしたりと味のバリエーションも豊富です。和食って本当に繊細な料理ですよね。さすが、ユネスコの世界無形文化遺産に登録されただけあります。

こう書くと、和食の味付けは難しいという認識を植え付けてしまいそうですが、実はそんなことないんです。調味料の『黄金比率』を何パターンか覚えるだけで、美味しい和食が簡単に作れます。今回は、覚えておきたい合わせ調味料の比率をご紹介します。

簡単!料理を絶対美味しくする調味料の比率

上品味付けの煮物なら だし汁 10: しょうゆ 1: みりん 1

ちょっと薄い?と感じるかもしれませんが、煮込んでいくうちに具材に味がしみ込んでいくので大丈夫。定番といえる煮物の調味料比率です。料亭風の上品な煮物を作りたい時にどうぞ。

また、煮物は冷めていく過程で味がしみ込んでいくので、ずっと煮続けなくてもいいんです。むしろ、一度火を止めて冷ますのが美味しく仕上がるポイントになります。

【料理例】筑前煮、ひじきの煮物、大根の煮物、里芋の煮物

家庭の味 ごはんのおかず系煮物なら 酒 1: 醤油 1:みりん 1

男性や子どもも喜ぶごはんに合う煮物にしたいなら、お酒を加えて煮込みましょう。具材が軟らかくなり、こっくりと味わい深い煮物にできます。

また、煮物だけでなく魚の照り焼きやしょうがを加えて豚肉の生姜焼きにも活用できます。覚えておいて損はなし!

【料理例】肉じゃが、鶏ももと大根の煮物、ブリの照り焼き

ガッツリ食べたい!丼つゆなら だし汁 4:しょうゆ 1:みりん 1

丼つゆのポイントは、少々濃いめに仕上げること。つゆとして飲むにはしょっぱいけれど、食材を煮込み、ご飯にかけるとちょうどいいという濃さです。

手早く一品料理を作りたい時にこの比率を覚えておくと、とっても便利。冷蔵庫にある材料をサッと煮込んで、丼に仕上げちゃいましょう。

【料理例】親子丼、かつ丼、牛丼、うな玉丼

汁も飲めちゃう!寒い日におすすめ だし汁 20:醤油 1:みりん 1

お鍋やおでんには市販のスープを使う人が多いかもしれませんが、この比率で簡単に作れます。

寒い季節に体を温めるには、アツアツの汁もの料理が一番!だし汁が主体なので、汁も美味しく頂けますよ。

【料理例】おでん、各種鍋料理、雑炊

黄金比の合わせ調味料のメリット

1.味にバラツキが出ない

目分量で作っていると、日によって「あれ?しょっぱい」「ん?今日は薄い……」なんていうことが起こります。比率をきっちり揃えれば、いつでも安定した味に仕上げることができて失敗がぐっと減ります。

そのためには、計量スプーンやカップを使ってしっかり計測しながら作りましょう。

2.作りおきすれば日持ちして楽ちん

多めに作っておいてなるべく空気に触れないよう密閉容器に入れておけば、この合わせ調味料も保存できます。

作りおきのポイントは、ひと煮立ちさせること。みりんや酒のアルコールを飛ばすので風味よく仕上がります。

3.調理の時短になる

いくつもの調味料を合わせての味付けは、思いのほか手間がかかるもの。でも、比率さえ覚えておけば、レシピを見たりすることなくすぐに味付けが完了します。毎日忙しい人にこそ、オススメしたい方法です。

基本を覚えた後は自分流のアレンジも

基本の合わせ調味料に、にんにくやごま油、レモン汁、味噌、刻んだネギなど、様々な調味料を足してみましょう。自分だけのオリジナル調味料ができあがります。この時も自分の好みの比率を覚えておくと、次に再現する時に楽ですよね。

味のバリエーションは無限大!ぜひ、合わせ調味料をお料理に役立ててみてくださいね!

監修:福田信厳(家事代行サービスCaSy・お料理研修講師)

photo/PIXTA

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