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CHALAYAN ブランド創立25周年のテーマは“プリテンション”。

  • 2019.2.20


CHALAYAN ブランド創立25周年のテーマは“プリテンション”。
2019.02.20 19:30
カッティングとボリュームが特徴的なコレクション。文楽に影響を受けた演出も。

【全47カット】CHALAYAN 2019-20年秋冬コレクションをすべて見る。


ブランド創立25周年を迎えるチャラヤン(CHALAYAN)は、「pretension(見せかけ)」をテーマにコレクションを発表した。このテーマは2019年プレフォール、2019年秋冬メンズと同じで三部作のクライマックスともいえる。デザイナーのフセイン・チャラヤンはVOGUEの取材に対し「クリエイティビティとは、どこか別の世界にいるように見せかけること。日常の世界から引き離すためにある」と語っている。


レザーのビュスティエとプリントのベアトップ、ミニスカートでスタートしたショー。レザーのジャケットとクロップトパンツ、ジップアップブルゾンにコクーンスカートなどレザーアイテムが続く。ボディラインにフィットしたシルエットでありながら、どこかにボリュームを出したルックだ。コンパクトなジャケットも、袖はネックラインに入れたタックで丸みのあるショルダーライン。ジップアップのジャケットやワンピースはネックラインがふんわりとふくらみ、ノースリーブトップとあわせたパンツはニッカポッカのようにボリュームがある。


ボーダーのカットソードレスや黒のドレープドレスには人工的なメークアップを表現したマスクを着け、「ヴォーギング」にインスパイアされたボディピースをつけたコンセプチュアルなルックも。シャツやジャケット、ドレスにはパネル切り替えやタック、ドレーピングで動きを見せる。


後半には日本の伝統芸能である文楽から影響を受けた黒子の人形遣いも登場。1~3人の人形遣いがドレスのパネルを持ち上げ「モデルの動きに合わせて風を作り出す」演出で、パフォーマンス的要素も見せた。

Photos: GORUNWAY, Tom Jamieson Text: Yoko Era, Emily Chan

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