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ルーヴル美術館。見ても見なくても、食事はブノワで。

  • 2019.2.19
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創業1912年で、パリの老舗ビストロとして名高いブノワ。オテル・ドゥ・ヴィルの近くにある本店は歴史を感じさせ、格式と伝統が魅力だが、ルーヴル美術館の中に、カジュアルな「ビストロ・ブノワ」が昨春オープンしたことはあまり知られていないようだ。ルーヴル美術館の中といっても、レストランまではチケットなしで到達できる。つまり美術館見学をしなくても、ビストロ・ブノワに行けるのだ。

トリコロールのショップカード。これもパリの思い出になる! photo:Julien Mouffron-Gardner

ビストロ・ブノワへは、この逆さビラミッドの後方に見える入り口から入る。バッグのコントールはあるが、美術館のチケットを持っていなくても入れる。入ったら“restaurant”という表示を目指し、通路を直進。

ここは朝食もとれ、また食事ができる時間帯が11時30分から17時までと広いのが魅力である。メニュー構成は、前菜、メイン、デザート。面白いのは、それに加えて“分類不可能”といって、クロックムッシュ、ビッグサラダ、ビーフのタルタルなども。サービスは感じがよく、料理もタイミングよく運ばれてくる。フランスの伝統的な料理が、いまの時代にふさわしくアレンジされたビストロ料理。気軽に味わえる空間とはいえ、素材のクオリティの高さはブノワ本店と変わらない。

ビストロの冬の定番、長ネギのマリネ。9ユーロ。photo:Julien Mouffron-Gardner

ハム、エメンタールチーズ、インゲン、シャンピニオン・ドゥ・パリ……何もかもが新鮮なサラダ・パリジェンヌ。12ユーロ。photo:Julien Mouffron-Gardner

スズキに添えられたのは、バターが効いたルタバガ、トピナンブール(キクイモ)といった冬の野菜だ。22ユーロ。

チョコレートとクリームのデザート。添えられたチュイルに至るまで美味! 9ユーロ。なお、31.5ユーロのセットは、前菜+メイン+グラスワインまたはハイネケン・ビールまたはミネラルウォーター、もしくはメイン+デサート+グラスワインまたはハイネケン・ビールまたはミネラルウォーター。キッズメニューは13ユーロ。

木の床、鉛のバーカウンター、古いポスターや写真を飾った壁……パリの昔ながらのビストロの要素をとりこんだインテリアだ。赤とブルーと白のロゴは、いかにもフランス ! ルーヴル美術館の中、しかも環境だと、エスカルゴや長ネギのマリネといった前菜から食事をスタートし、思いっきりフランスを満喫してみたくなる。

ひとりでも食事がとりやすい席もある。photo:Julien Mouffron-Gardner

エントランスに設けられた席。パリのビストロそのものだ。

赤白格子、デュラレックスのグラスの組み合わせを真似して、自宅でパリのビストロを再現。

Bistro BenoitMusée du Louvre75001 Paristel:01 40 20 53 20営)9:00〜11:30(朝食)、11:30〜17:00(ランチ)休)火www.louvre.fr/bistrot-benoit

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