1. トップ
  2. ライフスタイル
  3. いくつ分かる? 2019年の満月について日付と名前を徹底解説

いくつ分かる? 2019年の満月について日付と名前を徹底解説

  • 2019.2.19
  • 1611 views
Women's Health

今日、2月19日は満月。そもそも2019年は印象的な夜空を幾つも見ることができる年というのをご存じ? 英『カントリー・リビング』誌が、すべての天文ファンに向けて、2019年の満月リストを公開。日付はもちろん、名前や由来など、これを知っておけば、満月の夜がよりロマンティックに楽しめるはず。

満月の名前の由来とは

_1.jpg
Women's Health

毎月の満月にはそれぞれ名前が付けられているが、もともとはネイティブアメリカンの部族に関連しているとのこと。グリニッジ天文台の天文学者パトリシア・スケルトン氏によると、「1000年の間、月は季節の変化を追跡し、狩猟、植栽、収穫に最適な時期を決定するために役立てられていました。月ごとの満月に与えられる名前は、満月が現れる時期の自然か気象条件に関するものでした。満月の名前は文化によって異なりますが、現在一般的に使われている名前は、ネイティブアメリカンによって付けられたものです」。

2月19日:スノームーン

2-19.jpg
Women's Health

北米に大雪が降る2月の満月の名前は「スノームーン」。『オールド・ファーマーズ・アルマナック』によれば、この時期は狩りが難しくなることから「ハンガームーン」と呼ばれることもあるとのこと。今年のスノームーンは19日で、今年2度目のスーパームーンにもなる。『アーススカイ.com』によれば、2019年に見ることができる3度のスーパームーンの中で最も大きなものになるというから、お見逃しなく。

3月21日:ワームムーン今年3度目のスーパームーンとなる「ワームムーン」がやってくるのは21日。この名前は、気温が上がり始めるのと同時にミミズなどの虫(=ワーム)が土の中から出てきて、渡り鳥が戻ってくるという春の始まりに関連している。他にも、「クロウムーン」や「サップムーン」、「レンテンムーン」などとも呼ばれている。

4月19日:ピンクムーン「ピンクムーン」と呼ばれている4月の満月だが、このピンクは月の色のことではない。春先に北米で開花する野の花の色から名付けられたそう。他に、「スプラウティンググラスムーン」、「エッグムーン」、「フィシュムーン」とも言われるが、後者は魚が産卵するために川を遡ってくる時期であることが由来となっていると、『ファーマーズ・アルマナック』は説明している。

5月18日:フラワームーン

5-18.jpg
Women's Health

5月に牡丹やライラック、ブルーベルが花を咲かせることを考えれば、この月の満月が「フラワームーン」と呼ばれることも納得。満月になるのは18日だが、6日には1年の中で最も魔法のような流れ星を見ることができる「みずがめ座エータ流星群」の活動が極大を迎えるので、こちらも見逃せない。

6月17日:ストロベリームーン6月の満月「ストロベリームーン」は、1年の中で最も日が長くなる夏至(21日)の数日前となる17日に現れる。イチゴの収穫時期と重なることからこう呼ばれているが、他に「ハネムーン」、「ホットムーン」、「ローズムーン」という呼び名もついている。

7月16日:バックムーン

7-16.jpg
Women's Health

16日に見られる「バックムーン」だが、その名の由来は雄ジカ(=バック)のツノが生え変わる時期であることから。夏の雷雨から「サンダーストームムーン」や、トウモロコシが熟す時期から「ライプコーンムーン」などとも呼ばれる。『ファーマーズ・アルマナック』によれば、2019年7月は2日と31日の2度、新月を見ることができるそうだ。1カ月の間の2度目の新月は「ブラックムーン」として知られている。

7月20日&21日の週末も天文学者にとってはマークすべき重要な日グリニッジ天文台の天文学者パトリシア・スケルトン氏は、その特別な日について、「歴史的なアポロ11号の月面着陸から50周年の記念日は、祭典や特別番組、一般向けのプログラムやアクティビティを通して世界中で祝われるでしょう」と述べている。

8月15日:スタージョンムーン「スタージョンムーン」という名前は、北アメリカの部族が8月になるとチョウザメ(=スタージョン)の漁をしていたことからつけられた。今年は15日がその日であり、その直前にはペルセウス座流星群もやってくる。

9月14日:ハーヴェストムーン

9-14.jpg
Women's Health

「ハーヴェストムーン」は、「秋分」(英国では今年は9月23日)に最も近い満月。昨年は秋分(23日)後の25日だったが、今年は秋分より9日早い14日に見ることができる。この日の月は、通常よりも大きく、明るく、よりオレンジ色に見えるかもしれないが、『Earth Sky』の編集者デボラ・バード氏は、その現象が錯覚であると説明している。

「ハーヴェストムーンの頃、自然は日没後に水平線近くの月を私たちに数夜続けて見せてくれます」とバード氏。つまり月が暖色に輝いて見えるのは、月が水平線近くに位置するためにそう見えるということだ。

「ハーヴェストムーン」とは、秋分が収穫の時期であり、日の入りと月の出の間に暗闇になる時間がほとんど無いことから、月明かりが農家の助けになっていることが由来だという。

10月13日:ハンターズムーン10月の満月は「ハンターズムーン」として知られているが、「トラベルムーン」や「ダイイングムンーン」と呼ばれることもある。月の出は通常1日に約50分遅れるが、ハンターズムーンでは30分となるため、日の入りと月の出の間隔が短くなる。「ハンターズムーン」は、10月が狩猟に最適な時期であることから名付けられた。

11月12日:フロストムーン

11-12.jpg
Women's Health

徐々に寒くなり始める11月の満月「フロストムーン」は、12日に見ることができる。文字通り、霜(frost)が降り始める時期であることからその名が付けられているが、「ビーバームーン」という名前も浸透している。この由来については、11月が伝統的に「寒い冬に温まるための毛皮を確保するため、沼が凍る前にビーバーのトラップを仕掛ける時期」だったと、「ファーマーズ・アルマナック」が説明している。

12月12日:コールドムーン北半球では冬が始まる12月の満月は、「コールドムーン」と呼ばれる。また、冬至に近い日にちであることから、ロングナイトムーンと言われることも。「スペース.com」によれば、満月と冬至(夏至)が重なることはごく稀で、前回は2010年だったが、次回は2094年になるという。

元記事で読む
の記事をもっとみる