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初心者でも大丈夫!ベランダガーデニングのコツと注意点まとめ

  • 2019.2.14
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少しずつ春の気配が感じられるようになると。この春こそガーデニングを始めたい!と思う方も多いのではないでしょうか?

せっかくのベランダやバルコニーをいかしたいけれど、何から始めたらいいのかわからないという方も多いですよね。

そこで今回は初心者の方におすすめのベランダガーデニングのコツやおすすめの植物、そして注意点などをまとめてみました。

初心者でも簡単!ベランダガーデニングの方法&コツ①まずは基本

ベランダガーデニングの始め方

ベランダでのガーデニングで一番気になるのが、日当たりです。

次にベランダに排水設備があるかどうかも確認が必要です。

もし水を流すことができる排水口などがない場合には、水遣りのときに水が床に流れ出さないようにトレイなどを使用する必要があります。

ガーデニングに必要なもの

最低限必要なアイテムは、プランター・培養土・鉢底石・鉢底ネット・種や苗・スコップ・ジョウロ。

プランターや培養土は育てたい植物によって最適なものがあるので、事前に調べてから購入するようにしましょう。

植物は種から育てるのがいいものと、苗から育てたほうがいいものがあります。

育てたい植物を選ぶときにどのように栽培するのが良いのかもしっかりと確認するといいですね。

スコップはベランダガーデニングでよく使われる小さめのプランターでも使いやすい細いものと、新しく植物を植えつけるときに土を入れやすい深さのあるものなど、用途に合わせていくつか持っているととても便利です。

園芸用はさみ・園芸用グローブ・エプロン・つばの大きな帽子などもあると便利です。

園芸用はさみは植物を選定するときや、花や実を収穫するときなどに必要になります。

カットしたい植物の茎の太さや硬さによって使用するはさみが販売されているので、適したものを購入しましょう。

園芸用グローブは爪に土が入ってしまったり、手に傷がついたりすることを防ぐ役割があります。

プランターの種類①プラスチック

プランターはベランダガーデニングの必需品の1つ。

しかも素材やカラーなどにバリエーションが多いので、迷ってしまうこともありますよね。

そこでここでは手に入りやすいプランターの種類と特徴をお話します。

まずは比較的安価なものが多いプラスチック製のプランターです。

軽くて耐久力もあるので、手軽に使えるプランターの1つ。ハンギングなどにも使いやすいプランターです。

プランターの種類②陶器

次にご紹介するのは陶器製のプランター。

食器などにも使われる陶器を使ったプランターは、重いものが多く大きなものだと移動させらないという点や、壊れやすいというデメリットがあります。

反対にプランターが水分を含んだり、放出したりしてくれるので、鉢の中が蒸れる心配が少ないというメリットもあるんですよ。

プランターの種類③テラコッタ

3つ目はテラコッタのプランターです。見た目がおしゃれなのでインスタグラムなどでもよく見かけるタイプ。ベランダガーデニングでも人気ですね。

しかし素焼きのテラコッタは釉薬などを使って焼き上げている陶器製のものよりも、耐久力がありません。

水分を放出しやすいという特徴があるので、暑さや蒸れに弱い植物には適しています。

プランターの種類④木製

木製のプランターはナチュラルな雰囲気を作りやすく、ベランダガーデニングのイメージにあったものを見つけやすいというメリットがあります。

また陶器のものに比べて軽いので動かしやすく、プラスチックのものよりも通気性や排水性がいいという利点もあります。

しかし、木製のプランターはベランダガーデニングで当たりがちな太陽光や水分で劣化しやすいアイテムでもあります。

最近では防水効果のあるペイントをほどこしたものもありますが、基本的にはインナーポットを使って劣化を防ぐ使い方をするのがおすすめです。

初心者でも簡単!ベランダガーデニングの方法&コツ②おすすめの植物

育てやすい多年草のハーブ①ミント

生命力が強く、料理にも使いやすいハーブは一度植えつけるとそのまま数年楽しめる多年草と、毎年種をまいて栽培する一年草の2タイプに分かれています。

まずは多年草のハーブから。

ミントは手がかからなくて、よく茂ってくれるので、ベランダガーデニングの初心者にもおすすめです。

しかし増えすぎてしまうこともあるので、定期的に収穫をして、葉が茂り過ぎないようにしてあげましょう。

ミントはスイーツに飾ったり、ミントティーとして飲んだりといろいろな使い方ができます。

ベランダガーデニングに小さな鉢でもいいので1つ加えておくと、フレッシュなミントを使ったおしゃれなテーブルセッティングが作れますよ。

育てやすい多年草のハーブ②ラベンダー

ラベンダーは北海道富良野エリアで多く栽培されていることで有名なハーブ。

基本的には暑さに弱くて、乾燥を好むハーブですが、最近ではフレンチラベンダーに代表されるように暑さにも強い種類が販売されています。

また雨があたらない場所を見つけることができるベランダガーデニングでは、水の管理がしやすいので、栽培しやすい植物でもあります。

育てやすい多年草のハーブ③ワイルドストロベリー

幸せを呼ぶ植物として一時期大人気になったワイルドストロベリーも、ベランダガーデニングで育てやすいハーブの1つ。

名前のとおり野生種に近いイチゴなので、手間がかからないのがうれしいですよね。

風通しが良くて、日がよく当たる場所においておくと春と秋にかわいらしい花や実を楽しむことができます。

ワイルドストロベリーの実はとても小さいのですが、栄養素はたくさん。

そのままではすっぱいのでジャムにして食べるのがお勧め。

でもたくさん栽培しないと一度にジャムを作る量を収穫するのは難しいので、熟したら少しずつ収穫して冷凍しておくといいですよ。

育てやすい多年草のハーブ④ローズマリー

さわやかな香りと料理に使いやすいというメリットがあるローズマリーも、ベランダガーデニングで育てやすいハーブ。

日当たりと風通しのいい場所で、水はけのいい培養土を使用してあげると、料理に使える枝をよく伸ばしてくれます。

しかし梅雨時などの蒸れやすい環境は苦手なので、枝が長く多くなってきたらカットしてあげるようにしましょう。

ドライでもフレッシュでも使いやすいローズマリー。

ラム肉やチキンをローストするときに一緒に入れてあげると、さわやかな香りがついておいしくなりますよ。

ほかにもポテトのローストやフライドポテトなどの味付けと一緒にローズマリーを入れるのもおすすめ。

育てやすい多年草のハーブ⑤チャイブ

チャイブは、ベランダガーデニングの初心者にとっては聞きなじみのないハーブかもしれませんね。

こちらは日本でもおなじみのアサツキの仲間で、かわいい紫の花を咲かせてくれるハーブです。

日当たりと水はけのいい場所に植えてあげると、あまり手をかけなくても元気に育ってくれますよ。

活用方法はアサツキのように薬味に使うのが一般的。

アサツキやネギなどよりも香りが強くないので、ネギが苦手な方にもおすすめ。

少しずつ収穫して使用できるハーブなので、ベランダガーデニングにむいていますよ。

育てやすい一年草のハーブ①ルッコラ

次は毎年種をまいたり、苗を購入して育てる一年草のハーブ。

ルッコラはサラダなどによく使われる葉野菜です。

発芽率が高いので、ベランダガーデニングの初心者でも種から育てやすいハーブ。

背が低いのでプランターで育てやすいのもうれしいポイント。

ルッコラはピリッとした辛さとごまのような香りが特徴。

洗ってそのままサラダに使うことができるので、収穫したての新鮮なものを食べることができますよ。

あまり大きくない少し成長したものから食べられるので、ベランダガーデニングでもたくさん収穫できますよ。

育てやすい一年草のハーブ②バジル

ピザやパスタでおなじみのバジルも一年草のハーブ。

種から育てることもできますが、人気の高いハーブなので苗も多く出回っています。

種から栽培するためには温度管理が必要なので、ベランダガーデニングの初心者なら苗からのほうがおすすめですよ。

料理に使うハーブの中でもとくに人気の高いバジルは、スーパーなどでもフレッシュのものを購入することができますが、ベランダガーデニングで育てたものを収穫して食べると、より香りの強いおいしいバジルを味わうことができます。

背が伸びてきたものを収穫しながらカットしていくと、より葉が茂るのもうれしいですよね。

育てやすい一年草のハーブ③ナスタチウム

ナスタチウムはオレンジや黄色といったはっきりした花が多いハーブ。

夏の空に映えるカラーのハーブで、苗を購入すると育てやすく長く花を楽しめるので、春からのベランダガーデニングにぴったりなんですよ。

はっきりとしたカラーと丸い葉が特徴的なナスタチウムも、食べることができるハーブ。

葉は柔らかい若葉をサラダやサンドイッチの具に使えます。

ピリ辛の味はクレソンと似ているといわれています。

花は咲き始めたものを料理に使えるエディブルフラワー。

入門編におすすめの球根植物①クロッカス

次にご紹介するのは、手間がかからない球根植物。

球根植物の中には毎年花が終わったあとに球根を掘り起こすなどの手入れが必要なものもありますが、ここではベランダガーデニング初心者でも管理が楽な植えっぱなしOKの球根植物をご紹介します。

まずは早春に明るい花を咲かせてくれるクロッカス。

背丈が低く小さな花を咲かせる植物ですが、密集して咲く姿はとても華やかですよ。

ベランダガーデニングに適した小さめのプランターでも、複数の球根を植えて楽しむことができるクロッカス。

カラーは黄色や白、紫のほかに、ストライプのような柄入りのものもあります。

入門編におすすめの球根植物②ムスカリ

ぶどうのような小さな花の塊ができるムスカリも、数年間球根を植えたままで大丈夫な球根植物の1つ。

こちらも背丈があまり高くないので、小さめのプランターに入れて目線の近くで楽しむのにもってこいです。

毎日気軽に花を眺められるベランダガーデニングにおすすめ。

ムスカリは水耕栽培などでもおなじみの植物なので、本格的にベランダガーデニングを始める前に、家の中で練習がてら育ててみるのも楽しそうですよ。

入門編におすすめの球根植物③スノーフレーク

すずらんのような釣鐘状のかわいい花を咲かせるスノーフレークも植えっぱなしで大丈夫な球根植物。

先ほどの2つよりも背丈が少し高く、たくさんの花を咲かせるので、華やかな印象を作ってくれますよ。

半日陰でも育つので、一日中日当たりが良いということが少ないベランダでのガーデニングに適した植物です。

入門編におすすめの球根植物④スイセン

スイセンは日本でも広く栽培されているので、ガーデニングがはじめてという方でも見かけたことがあるのではないでしょうか。

すらっと伸びた茎の上にたくさんの花びらがある華やかな雰囲気は、春のベランダガーデニングで主役になってくれそう。

スイセンには白と黄色、黄色とオレンジなどのバイカラーもあるので、カラーが違うスイセンを複数植えてもメリハリのあるベランダガーデニングを作れます。

入門編におすすめの球根植物⑤クロコスミア

クロコスミアはここまでご紹介してきた植物に比べて、あまりなじみのない花かもしれませんね。

クロコスミアは春に花をつけることが多い球根植物の中で、夏に情熱的なカラーの花を咲かせてくれる珍しい存在です。

草丈は40センチ以上でオレンジや赤など、夏にぴったりな鮮やかな花を咲かせてくれますよ。

日光が当たりづらいベランダにおすすめの花①インパチェンス

ベランダガーデニングで悩みが多いのが、日当たり。上空が大きく開けている庭と違って、ベランダはひさしや壁に囲まれていることが多いので、一日中日が当たるということは少ないですよね。

そこで半日陰など、直接日が当たらない時間があっても育ってくれる植物をご紹介します。

まずはインパチェンス。直接太陽光があたらない場所でも、日中明るい場所であれば育ってくれるので、建物に囲まれたベランダでの栽培にも適した花です。

ガーデニングが好きな方に長く愛されてきた花なので、カラーだけでなく、花びらのつき方や数など、さまざまなバリエーションがあるのもうれしいポイント。

日光が当たりづらいベランダにおすすめの花②クリスマスローズ

うつむき加減に可憐な花を咲かせるクリスマスローズも、あまり直射日光が入らない場所でも育ってくれる植物です。

しかも花を咲かせる時期が1~2月とほかの花が少ない時期なので、さびしくなりがちな冬のベランダガーデニングに華やかさをもたらしてくれます。

クリスマスローズも花びらの枚数が多い八重咲きのものなど、さまざまなバリエーションがあります。

花を咲かせる前後から日当たりの良い場所においてあげる必要があるのですが、鉢植えをメインとするベランダガーデニングなら、日が当たる場所に鉢を動かしてあげることで対応しやすいですよ。

日光が当たりづらいベランダにおすすめの花③ジギタリス

釣鐘状の花をたくさん房のようにつけるジギタリス。

こちらは午前と午後どちらかで数時間直射日光が当たる半日陰でも育つ植物です。

カラーバリエーションが豊富な植物なので、同じ種類を複数植えてベランダガーデニングを楽しむのにおすすめですよ。

初心者でも簡単!ベランダガーデニングの方法&コツ③植物を少なめに

鉢植え植物が少なくてもおしゃれなガーデニングのやり方①フェンスをつけて

ベランダガーデニング初心者の方にとって、たくさんの植物を管理するのは大変ですよね。

ここからは植物の数が少なくても、おしゃれなベランダガーデニングを作る方法をご紹介します。

まずは生活感が出てしまう壁にフェンスを作る方法。

ルーバーやラティスなど、ベランダに取り付けることができるフェンスは、ホームセンターなどでたくさん販売されています。

賃貸住宅にも便利な壁などに傷をつけないタイプのものもあるので、活用してベランダガーデニングのベースを整えてあげましょう。

鉢植え植物が少なくてもおしゃれなガーデニングのやり方②室外機カバーで

ベランダに室外機があるという家も多いですよね。

こちらも生活感が出てガーデニング気分を損ねてしまう原因になります。

こちらもカバーしてあげることで、植物が少なくてもガーデンらしい雰囲気を作ることができますよ。

鉢植え植物が少なくてもおしゃれなガーデニングのやり方④表面積を広げる

ベランダガーデニングで初心者でも育てやすい朝顔などのツルがある植物は、こちらのようなフェンスを使うことでグリーンの面積を増やすことができるので、鉢の数が少なくても華やかな印象になりますよ。

一年草を選べば毎年違う花のカラーや形を楽しむこともできます。

鉢植え植物が少なくてもおしゃれなガーデニングのやり方⑤ディスプレイで

ベランダガーデニングで配置するものは、プランターだけと思いがちですが、小物を上手に使ってあげると植物が少なくてもおしゃれなベランダガーデニングを作れます。

ベランダガーデニングのベースとして取りつけてフェンスや室外機カバーに、好みのデザインのプレートや小物をディスプレイしたり、プランターにピックを挿したりと小物を増やして楽しんでみましょう。

初心者でも簡単!ベランダガーデニングの方法&コツ④気をつけたい注意点

マンションのベランダガーデニングの注意点①ベランダは占有スペース?

マンションなど集合住宅のベランダでガーデニングを始めるときに気をつけたいポイントは、ベランダが占有スペースか共有スペースかということ。

マンションなどの多くはベランダは共有スペースに区分していることが多く、いくら住人といってもベランダの使い方には制限がある場合が多いのです。

ベランダガーデニングに関する基本的なルールや制限については、管理規約に記載されているのでまずはそちらを確認してみましょう。

マンションのベランダガーデニングの注意点②バルコニーとは?

マンションなどを探しているときに、「ベランダ」と「バルコニー」という2つの表記をみたことはありませんか?

この2つの大きな違いは、屋根があるかどうかです。ベランダは上階のベランダの床部分などの屋根がある屋外スペースで、バルコニーはそのような屋根のない屋外スペースになります。

日当たりが必要な植物や野菜などを育てたい場合には、屋根のないバルコニーの方が適していることが多いので、引越しの際にはこちらを確認してみましょう。

マンションのベランダガーデニングの注意点③避難経路

マンションなどの集合住宅の場合、日常ではベランダを自分たちのプライベートスペースのように使えますが、火事などの際には避難経路として使われることが多くあります。

ベランダに上階から地上に降りるための非難はしごが設置されている場合には、このはしごの上にものを置かないように気をつけましょう。

また隣のベランダとの境界になる壁は、非常時には壊して行き来ができるようになっています。

こちらの壁の近くには非常時の往来の邪魔になるものを配置しないようにしましょう。

マンションのベランダガーデニングの注意点④水遣り

ベランダガーデニングでは日常の管理として水遣りをすることが多くなります。

このときに気をつけたいのが、階下のベランダに水が落ちないようにすること。

下のベランダで洗濯物をしている場合など、水が落ちてしまうとクレームやトラブルになってしまうことが多いので、気をつけるようにしましょう。

マンションのベランダガーデニングの注意点⑤お手入れ

マンションなどのベランダには、雨水などを排水するための排水口がある場合が多いです。

ベランダガーデニングを行うときには、この排水口に土が流れていかないように気をつける必要があります。

また枯れ葉などで排水口がふさがってしまうこともあるので、定期的に確認してお手入れをするようにしましょう。

まとめ

ベランダガーデニングについてご紹介しましたが、いかがでしたか?

日陰でも育ちやすい植物や、手間がかからない植物もたくさんあります。

ぜひ今回の内容を参考に、今年こそはベランダガーデニングを始めてみてくださいね。

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