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教えて地曳いく子さん! 30歳からの<不要なワードローブ>を見極める力とは?

  • 2019.2.12
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本当に必要な服だけを厳選して、無駄なく賢くおしゃれを楽しみたい。誰もがそう思ってはいるけれど、気づけばどんどん増えていく服。今、30代が不要なワードローブを見極めるべき理由を、スタイリストの地曳いく子さんに教えてもらいました。

30歳からは不要なワードローブを見極める目が必要!

\教えてくれたのは/
ベストセラー『服を買うなら、捨てなさい』著者
スタイリスト 地曳いく子さん
じびき いくこ●数多くの雑誌、広告などで第一線で活躍してきたベテランスタイリスト。30年のスタイリスト歴をもとに本音で語った『服を買うなら、捨てなさい』は明快な内容が支持を集め大ベストセラーに。

30歳からは"捨てる勇気”を持って

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出典:@BAILAMaridav/Shutterstock.com

まず、自覚してほしいのは30代のおしゃれは「はざまの時代」ということ。
20代のときと同じようにいろいろなトレンドに挑戦したいという気持ちがある一方で、自分に似合う服だけをそろえていきたいとも思い始めるころ。だから、当然服も増えていくし、両者が入り乱れて雑然としがち。さらに今はネット通販やコスパブランドの充実でとにかく服を簡単に買えてしまう時代。私はよく「自由は不自由」と言っているのですが、便利で何でもそろうぶん、何が自分にとって本当に必要か、見失ってしまいがちなんです。
クロゼットがパンパンな人って、つまり「便秘」みたいな状態。出口が詰まっているのに、次から次へと服を買っていたら、どんどん苦しくなっちゃう。だから、取り返しのつかないことになる前に「不要な服を見極める目」を養っておくことが大切です。そうすればこの先、年を重ねても幸せなおしゃれ人生を歩いていけるはず。
そして、服の見極めは一回で終わるとは思わないで。おしゃれでいたいなら、「一生捨て続ける」覚悟を! 私も、頻繁に手持ち服を見直して、不要な服はリサイクルに出したり、若い友人にあげたりしています。そうすることで、どんなときも自分らしく自信を持てるワードローブが保てるんです。服は、あなたの生き方を映す鏡。イマイチな服に囲まれていたら、一生イマイチな人生のままですよ。自分のクロゼットを何度も何度も、見直し続けることで新しい服、ひいては新しい自分に出会えるチャンスがやってくるはずです。

撮影/藤沢由加 取材・原文/道端舞子 ※BAILA2019年3月号掲載

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