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「文句を言わず出されたごはんは全部たいらげる」神対応の夫…だけどそれには理由があった

  • 2019.2.11
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バレンタインなので、今回は夫、くまさんの神対応ともいえる“良いところ”について描いてみました。



「おいしい」とも「まずい」とも言わない日もあるけど、出されたものは全部食べるし、「いただきます」「ごちそうさま」をちゃんと言ってくれるところは、わが夫ながら素晴らしいところだと思っています。

娘たちも好き嫌いなくモリモリ食べ、こんな風に食事の時間を楽しく過ごせているのは、くまさんのおかげかもしれません。


…と言っても、最初からこうじゃなかったんですけども。





■料理が苦手だった私「私はあなたの母親じゃない…」



まだ20代半ば頃のことです。

当時、お互いに仕事が遅かったから一緒に食事をすることはほとんどなかったけど、それでも「好きな人」と一緒に暮らせることはうれしかったし、「おいしいごはんを」と思って毎日準備していたの。

「他人と一緒に暮らす」ことが初めてだったから家事に全力で取り組んでいたのね。



くまさんからしてみたら、夜遅く帰ってきてみそ汁を温め直すのめんどくせーと思って、実家暮らししていた頃と同じ軽い気持ちで残したんだと思うのよ。

でも、私は母親じゃない。

それでも仕事から帰ってきて疲れたと思いながらも食事を作る。

ちゃんとしなきゃしっかりしなきゃと思いながら夜遅くてもごはんを準備してたのに…。





■これって荒療治? 泣きながら私がとった行動は…



泣きながら、みそ汁を全部捨てた。

自分ががんばって作った料理を残されるのってこんなに切ないものなんだってのを初めて感じた瞬間でした。

たぶんこの事件をきっかけに、くまさんは現在の「なんでも食べる神対応お父さん」へ成長していったんじゃないかと思う。

私はこの事件から料理が苦手になりましたし、みそ汁はあんまり作らなくなりましたけど、程よくレトルトを使ったり、時短調味料のお世話になったり、時には料理キットなんてのも使ってやりくりすることを覚えました。

それでも「今日はもう無理!」ってなったときに「無理、作れない」って言えるようになりました。

あのときは悲しかったけどそれがきっかけで今があるのかなと思うと、みそ汁はムダじゃなかったかなと思っています。


(ぐっちぃ)

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