レトロな文字デザインにきゅん！浅草散歩で見つけたい「タイポグラフィ」16選

浅草散歩では〝タイポグラフィ〞が楽しい。SNSでシェアしたくなるユニークな書体が街を彩っています。今回は、タイポグラフィ専門書店〈BOOK AND SONS〉店主の川田修さんにレクチャーしてもらいました。

看板屋さんによる手書きの文字や店主オリジナルのロゴなど、唯一無二の書体が目を引く。「看板屋さんがオーナーを想像しながら書いたに違いない！」（川田さん、以下同）。

〈ヨシカミ〉
東京都台東区浅草1-41-4 六区ブロードウェイ
03-3841-1802

〈喫茶ニューライト〉
東京都台東区浅草1-33-4
03-3841-5524

〈純喫茶マウンテン〉
東京都台東区浅草1-8-2
03-3841-0172

見る人によっては戦隊モノのロゴっぽいし、映画のタイトル文字のような登場感もある。「昔ながらのカタカナデザインだけど、2～3周回ってモダンに感じますね」。

〈おもちゃのサワダ〉
東京都台東区浅草1-33-3
03-3842-7367

〈銀座ブラジル浅草〉
東京都台東区浅草1-28-2 2F
03-3841-1473

〈モンブラン〉
東京都台東区浅草1-17-5
03-3841-7076

〈亀十〉〈曙湯〉の漢字は文字自体がデザインされている。MとCを組み合わせた〈待合室〉のマークは、ドアにも配されている。「どのマークにも重厚な歴史を感じるけれど、親しみやすいレトロさもあります」。

〈亀十〉
東京都台東区雷門2-18-11
03-3841-2210

〈曙湯〉
東京都台東区浅草4-17-1
03-3873-6750

〈珈琲待合室〉
東京都台東区浅草2-4-3
03-3841-1214

「『はらい』の部分がエスカレートしていくと異国情緒が漂ってくる」。〈浅草花やしき〉は一文字見ただけでそれとわかるデザイン。〈浅草今半〉は手書きをデジタル化し継承している。

〈浅草花やしき〉
東京都台東区浅草2-28-1
03-3842-8780

〈浅草今半国際通り本店〉
東京都台東区西浅草3-1-12
03-3841-1114

浅草を歩き回った取材中、〈神谷バー〉の旧字体にキュンとしたり、〈ハトヤ〉のロゴにホッとしたり。〈浅草鏡商店〉の「ら」の倒れ具合が楽しい。

〈神谷バー〉
東京都台東区浅草1-1-1
03-3841-5400

〈ハトヤ〉
東京都台東区浅草1-23-8
03-3844-5313

〈浅草鏡商店〉
東京都台東区浅草2-3-13
03-3845-7210

〈モンティ〉
東京都台東区浅草1-1-12
03-3841-8668

川田修
〈フルサイズイメージ〉代表、書店〈BOOK AND SONS〉店主。大学卒業後、WEB制作会社へ。その後デザイン事務所〈フルサイズイメージ〉を設立。

（Hanako1144号掲載／illustration : Yoshifumi Takeda text : Kahoko Nishimura）