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ボディラインを崩す“ダメ姿勢”3タイプ、見極め術。

  • 2019.2.5
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ボディラインを崩す“ダメ姿勢”3タイプ、見極め術。
2019.02.05 08:00
メリハリがあって、姿勢が整っていて、しなやかで……そんな憧れの着映えボディだけれど、現代人にはこれを阻む体グセがあるって知ってた? 最新エクササイズ事情を網羅した『VOGUE JAPAN』3月号の「ゆるめて鍛える、2019年ボディシェイプ計画。」より、フィットネス・クリエイティブディレクターのKAORUさんが教えてくれた、ライフスタイルによって偏りがちな3つの姿勢を公開する。


自分の姿勢タイプを見極めたら、次はぜひ本誌で、自らのボディにぴったりの最新ワークアウトをチェックして。

現代人の“ダメ姿勢”、3つのタイプを見極める。


「ダイエットしたいなら、まず背骨や関節の位置を正すこと!」と語るのは、ホリスティックなメソッドによるボディメイクを提案するパーソナルトレーナーのKAORUさん。ボディのパーツが最適なセットポジションにあれば余分な脂肪や水分を溜め込むこともなくなり、自然と美しく整うのだとか。だが、現代人のライフスタイルには体を歪ませる原因が数多く。自分に潜む“体グセ”を知ることが、無駄がなく美しいボディを育てる近道だ。


「その人の体を見れば、どんな仕事をしているかわかります。それくらい、日常の体グセははっきり表れる。また、例えばスマホを使うことで手にねじれが生じ、首に影響している方が増えている。そういった“普段の体グセ”を知って、リリースすること。正しい位置を脳が覚えれば日常の動作も変化し、ボディラインは自ずと整ってきます」


そんなKAORUさんが考える、現代人にありがちな“3大歪み”パターンがこちら。自分のボディがどれに当てはまるのかチェックして、歪みのない美ボディを目指してみて。

TYPE A: 立ち仕事で下半身に負担。膝で支える、重心ズレタイプ。


例えば美容師やショップ店員など、立ち仕事が多い人に典型的なのがこちらのタイプ。「作業のために使うので、腕は案外フレキシブルだしぱっと見は姿勢がキレイ。ですが股関節に寄りかかって立っているので、下半身に大きな負担がかかってしまいがちです」(KAORUさん)。


下半身がすぐにむくんだり、O脚に悩んでいるという人にはこのタイプが多いそう。「外側に体重をかけるので、四角くてがっちりしたお尻になりがち。また、膝や足首で踏ん張っているため、ポンプ作用がうまく働かずにむくんだり冷えたり。お腹や腰が硬い、脂肪がつきやすい傾向に。歪みはそこまでひどくないので、下半身の緊張をリリースしたり、EMSなどを活用するのもおすすめ」

こんなシグナルがこのタイプ!?

・脚がむくみやすい。

・お腹や腰がたるんできた。

・膝や腰が痛いことがある。

TYPE B: デスクワークの職業病。首が前に出た猫背タイプ。


KAORUさんのもとには、ファッションやビューティー業界のエディターも多数訪れる。彼女たちの共通項は、背中が丸く、肩が落ちていること。「長時間のデスクワークが日常となっている会社員は、どうしても上半身が緊張しがち。肩が落ちるから胸も詰まるし、呼吸も浅い。その反動でお腹まわりに肉がつきやすいんです」。


パソコンなど手を使う作業が多いため、手はフレキシブルだが腕や肩はガチガチ。腕の筋膜はすべて胸部や背部につながっているため、上半身全体が凝り固まっているのだそう。その結果、首が太く短くなったり、顔がひっぱられて下垂することも珍しくない。いきなり鍛えるのではなく、まずは上半身のこわばりを賢くリリースするのが先決。

こんなシグナルがこのタイプ!?

・お腹や腰のお肉が気になる。

・首が太くなってきた。

・腕が体側より前にある。

TYPE C: コアの意識不足が原因。ショルダーライン乱れタイプ。


いつも前かがみでのぞき込んで作業をしているメイクアップ・アーティスト。同じ側で楽器を持って演奏するミュージシャン。はたまた、軸足側でずっと子どもを抱えている子育て中の女性……。そんな、いわば“職業が要請する姿勢”ゆえにアンバランスになり、コアの感覚を失いがちなのがこのタイプ。


「斜め姿勢によって生じる歪みは、全身の巡りを悪化させます。休んでいるときも体がねじれているので、なかなか疲れがとれないはず」。しからば運動を……と焦る前に、まずは歪みをリリース。また、筋トレに励むより、ヨガやピラティスなど体幹を意識し可動域を広げるエクササイズがおすすめだそう。痩せるより手っ取り早く、ボディラインが整うはず。

こんなシグナルがこのタイプ!?

・肩の高さ、腰の高さが左右違う。

・きちんと寝ても疲れがとれない。

・ボディの片側に肉がつきがち。



話を聞いたのは……
KAORU

フィットネス・クリエイティブディレクター、STUDIO Apro主宰。ダンスやヨガ、ピラティス、加圧など幅広いジャンルに精通し、リリース中心のホリスティックな独自メソッドを考案。日常の動きやライフスタイルを考慮した指導で、女優やモデルにも多くのファンが。

Illustrations: YOKO Text: Satoko Takamizawa Editors: Kyoko Muramatsu, Toru Mitani

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