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紫式部ゆかりの地!滋賀・大津「石山寺」で願いを叶える

  • 2019.2.3
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別名「花の寺」とも呼ばれるほど自然が豊かな、滋賀県大津市にある大本山「石山寺」。境内には国宝や重要文化財が多く点在しており、平安時代は京都の「清水寺」、奈良の「長谷寺」と並び、三観音といわれていました。

安産、福徳、縁結びのご利益があるとされている「石山寺」の魅力をご紹介します。

紫式部ゆかりの地!大本山「石山寺」

西国三十三所第十三番札所である、大本山「石山寺」。琵琶湖から流れる瀬田川のほとりに位置し、奈良時代から観音の聖地とされてきました。紫式部はこの地で『源氏物語』の着想を得たと伝えられており、ほかにも松尾芭蕉など多くの貴族や文学者が訪れた由緒ある寺院です。

西国三十三所とは

近畿地方と岐阜県に点在する、33カ所の観音信仰の霊場の総称。西国三十三所をめぐる巡礼は、日本で最も歴史があるといわれており、現在も多くの方々が参拝されています。

寺名の由来!「硅灰石」は圧巻の迫力

境内には、天然記念物である壮大な「硅灰石(けいかいせき)」がいたるところに突出。巨大な本堂や多宝塔もこの上に建てられており、寺の名前の由来にもなっています。

普段はグレーがかった硅灰石は、雨が降ると水分を含み黒く変化。天候によって変わる光景が楽しめます。

硅灰石について

硅灰石とは、火成岩の一種である花崗岩(かこうがん)と石灰岩が熱作用によって溶け合い突出した、世界的にも珍しい岩。「石山寺」のある山全体が、この「硅灰石」に覆われています。

歴史の深さを感じる国宝の建造物は必見!

滋賀県最古の木造建築「本堂」

一度、雷災により半焼した本堂は、その後再建され滋賀県最古の木造建築として、現在は国宝に指定されています。なかでも注目したいのは、紫式部が『源氏物語』を起筆したと伝えられている「源氏の間」。日本を代表する古典文学が生まれた地から見える景色に、触れてみませんか。

日本最古!美しくそびえ立つ「多宝塔」

源頼朝によって寄進されたといわれている「多宝塔」。鎌倉時代初頭に建立された、日本で最も古い多宝塔は、本堂と並び国宝に指定されています。“日本一美しい多宝塔”とも称される、上層は円形、下層は方形平面の優美な二重の塔は必見です。

願いが叶うパワースポット!?「くぐり岩」

手水舎の右手には、穴をくぐると願いが叶うといわれている「くぐり岩」があります。

自然が生み出した大理石の「くぐり岩」は、奈良時代から聖域とされ、現在はパワースポットとして注目を集めています。訪れた際はぜひ、穴をくぐってみてはいかがでしょうか。

自然あふれる“花の寺”で壮大なエネルギーを感じて

桜や紅葉など、四季折々の風情も楽しめる「石山寺」。『源氏物語』をはじめ多くの文学が花開いた地で、壮大なエネルギーを感じてみませんか。

スポット情報

  • スポット名:石山寺
  • 住所:滋賀県大津市石山寺1丁目1-1
  • 電話番号:077-537-0013
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