プロがアンサー！【ゆらがせないためのQ&A 】｜ゆらぎ肌・不調肌

みんなのリアルなギモンにプロがアンサー！

津田クリニック副院長皮膚科専門医津田攝子先生
肌疾患の改善にスキンケアが大きく関わることにいち早く着目。臨床スキンケア開発医として数々の名品を輩出。

ポーラ B.Aリサーチセンター後藤悠さん
新知見や新処方でコスメ界をリードするポーラ B.Aリサーチセンターのエース。ゆらぎ、ストレスケアを熟知。

ピアス中央研究所再生技術研究部長仲尾次浩一さん
個人差の大きい敏感肌ニーズにマッチする製品を多数揃えるアクセーヌの研究、開発をリード。成分にも精通。

A．必ずしも肌にやさしいとは限りません。慎重に！
｢オーガニックは天然の植物を丸ごと使っている場合が多く、多種多様な成分を含有。パワフルな効果が期待できる一方で、肌に合わない場合も。ゆらいだり、敏感に傾いているときは必ずしも安全安心とは言えません」（仲尾次さん）

Ａ．スキンケアは手で！インナーケアに頼るのも賢い選択です

「ゆらぎやすい人は、化粧水などをなじませるとき、コットンだと摩擦を起こし、刺激になることがあるので、手のひらでやさしくプレスするようになじませて。摩擦などの物理的な刺激を避けるため、肌に触れずにケアできるサプリを投入するのもオススメ」（後藤さん）

（左）セラミドの産生を促し、角層を強化する＂肌トクホ＂。３ヵ月で水分が逃げにくく。
オルビスディフェンセラ 1.5g×30包￥3200／オルビス

（中）全身の潤いやハリを奪う成分に注目した＂不老＂ドリンク。全身ツヤっぽく。
B.A リキッド 20ml×12本￥8800（2／1発売）／ポーラ

触らずキレイになれる最新サプリが味方に
焦るとついスペシャルケアに頼りがちだが、逆に刺激となって悪化させるケースも。その点、インナーケアならカラダの内側からアプローチするので刺激を与える心配ナシ。効果が高いものも多いので、活用しよう！

Ａ．一品ずつチェンジが正解！
｢敏感肌ラインで揃えるなど複数スイッチさせたい場合、一気に複数切り替えてしまうと、万が一ゆらいだ時に、原因となったコスメの特定が難しくなるため、一品ずつ段階的に。しばらく様子をみて肌が安定してから、次のステップへ進みましょう」（仲尾次さん）

アクセーヌの場合、バリア機能を整えるために化粧水の見直しから。たまにピリつく程度なら、肌内部にしっかり浸透するモイストバランスローション、化粧水がしみる人は、ゆっくり浸透して、より低刺激なAD コントロールローションを。安定したら、乳液、美容液の順でスイッチするのが基本。

A．ズバリ、洗顔とクレンジングです
「きちんと与えるケアができているのになかなか改善しない人は、洗顔やクレンジングを替えると調子が好転するケースが多々。こすらず、落とし漏れ＆すすぎ漏れのないように」（津田先生）

Ａ．無意識に触ったりかいたりしてこじらせる人が多数！
｢ニキビや毛穴詰まりなど凹凸があると、フラットにしたくなってかいたり、シミを薄くしたくてこすったり、と無意識に触りがち。取り除きたい願望のまま触れると逆に刺激になり、ゆらがせる原因に」

必要以上に触らないこと。余計に悪化！

撮影／藤本康介イラスト／本田佳代取材・文／楢㟢裕美構成／佐野桐子