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友達以上恋人未満の彼との関係に決着をつけるべきか【ひとみしょうのお悩み解決】

  • 2019.1.30

“【お便り募集】文筆家ひとみしょうさんにあなたのお悩み解決してもらいませんか?”にお悩みを送ってくれた方の中から、ピックアップしてひとみしょうさんが解決していきます。

〜「ももさん 44歳」のお悩み〜

私には三年前に婚活パーティーで知り合いになってからずっと好きな人がいます。その彼とは知り合いになってから友達以上恋人未満という関係でいます。何故なら私自身…自分の気持ちを伝えてしまうことで彼の存在を失ってしまう事が何よりも怖いからです。

私さえその気持ちを彼に伝えず友情を表面に出して恋愛感情を押し殺してさえいればずっと男女の友情が成立していられる。 今の状況であらためて告白しても今さら何言ってるの友達としてしかみれないよ!と笑われてしまうんじゃないかと全く自分に自信が持てません。

彼とはどんな事も話せる戦友のような感じです。お互いにバツイチ子持ちです。彼の子は既に成人しており彼自身も仕事、趣味があり日々1人の時間も充実しているため寂しさを感じているようにも見えません。時々彼の部屋に遊びに誘われたり、時間が合う時には食事に行ったりします。しかし、知り合って3年目私自身この関係をキープできていればそれでいいって思っていたはずなのに最近自分にも限界があるんだなと今の恋心を伝えられないことが辛くなってきました。おそらく彼は私には恋愛感情はないと思います。

私は気持ちを抑えていますが彼はこの関係が心地よく思っている。そんな私たちですが先日ホテルに行って関係をもってしまいました。40代男女カラダの関係を持ったからと言って何も変わらないとは思います。もちろん私も好きな人なので嬉しかったです。それがキッカケになったわけではないけれど告白をしてずっと好きだった気持ちを伝えてフラれる覚悟が必要か、それとも先行き考えずこの曖昧な関係をキープしてその時間の流れに任せて関わり合っていくのも幸せなのかとても悩んでいました。

三年も流れてしまったからこそ彼の存在を失いたくない。でも決着をつけるべき時なのかアドバイスをお願いしたいです。よろしくお願いします。

〜ひとみしょうさんのお悩み解決コラム〜

これは決着をつけたほうがいいですね。一般的に言って、ひとりの時間を充実させており、さほど寂しさを感じていない男って、わりと心が広いというか、大局的に物事を見ることができるので(寂しくないとはそういう状態のことを指します)、告白したらどうなるんだろうなんて不安に思うことなく、さらっと「好きなんだけど。付き合ってほしいのだけど」と言ってみるといいです。

告白って、清水ジャンプのことではないです

おそらく彼はあなたの気持ちに気づいているはずです。女性ってよく「彼はわたしの気持ちに気づいていないかもしれないけど」と言うけれど、男ってたいてい気づいてるんですよね。

気づいているけど、彼からすれば、あなたの態度がどっちつかずで煮え切らない感じに見えて、だから彼から告白してこないんですよね。

告白って、清水ジャンプではなくて、「とりあえず意思表明してみる」です。「クッキーが欲しい人っ!」と言われて、とりあえず手を挙げる――これが告白です。だから告白するべきなんです。

だから、というのは、とりあえず手を挙げないと、話が始まらないどころか、クッキーを他の人に食べられてしまうことになる、ということです。

独占欲や嫉妬心のことですよね

<自分の気持ちを伝えてしまうことで彼の存在を失ってしまう事が何よりも怖い>というあなたの気持ちもわからなくはないんです。相手のことが好きすぎると、独占欲や嫉妬心など、自分でも見たくない感情が芽生えるから、そういうネガティブな気持ちを彼に見られると、彼に嫌われそう、ということですよね。

つまり、自分の気持ちを伝えてることが怖いのではなく、独占欲や嫉妬心を彼に見られることが怖いということでしょ? であれば、独占欲や嫉妬心がない心の状態の時に告白すればいいじゃないですか。

遊ぶことです

そのような心の状態は、彼と楽しく遊ぶことで、ひとりでに生まれます。

自分の手で自分の未来を暗くしている人の特徴って、「楽しく遊ぶ」ができていないんです。

彼に告白したら彼に嫌われるかも、と心配すればするほど、楽しくなんか遊べないでしょう。彼とエッチしていても、心の底から愛と女の喜びを味わえなかっただろうと思います。

彼と無心になって遊ぶことです。公園でバドミントンをするのでもいいし、一緒にラーメンを作るでもいいし、何でもいいので、夢中になって彼と遊ぶことです。

夢中になって遊ぶことが、あなたのネガティブな気持ちを消してくれます。自分の手で自分の未来を暗くしている、その手をどうにかしてくれます。

ももさんの1つ下の男からのメッセージ

僕は43歳で、ももさんの1つ下なので、同い年くらいのオトナとして思うんですが、何をどのように心配しようと、心配しなかろうと、人生って結局、なるようにしかなってこなかったって思いませんか?

どんなに好きな相手であっても、付き合えない時は付き合えなかったですよね。告白するのが怖いと思っていても、すっと付き合えた時だってあったでしょ?

だから僕は、心配するだけ、時間と労力の無駄だなと思うようになりました。なので例えば、相手のことが好きすぎて、独占欲や嫉妬心が芽生えてきたら、相手と会うようにしています。

会って話をしているうちに、独占欲や嫉妬心が消えてくれて、また別の違った視点が生まれ、相手との関係を構築することが可能になるからです。

お互い、人生の半分が終わったのだから、なるようにしかなってこなかったのだから、どのようなシーンでも「クッキーが欲しい人っ!」と聞かれたら、素直に「は~い!」と手を挙げましょうよ。そのほうが生きていて楽しくないですか?

究極的には人生とは楽しむためにあると悟った(?)思った(?)、43歳(男)の、ももさんに対する答えは、こんな感じです。

(ひとみしょう/作家)

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