可愛くないのにモテる女性の特徴【ひとみしょうの男ってじつは・・・】

日常的にネットの恋愛コラムを読んでいる人は、可愛くないのにモテる女性の特徴くらい、もうソラで言えますよね。笑顔がステキ、ビジュアルがいい、話の聞き方が上手、目を見て話す、ミステリアス、隙がある、愛嬌があるなどなど。

恋愛コラムを書く仕事をしていたら、自称、それらを実践している女性に、ときどき会います。彼女たちは言います。「この前の合コンで聞き上手に徹したんだけど、全然モテなかった」「ミステリアスな雰囲気をつくった途端、彼と連絡が取れなくなった」など。

困りましたねえ。

男って、ホントは元気のいい女子が大好きなんですよね

可愛いか、可愛くないか、というのは、男女で見方が違います。女子が、自分で自分のことを「わたし、可愛くない」と思っていても、男は「この子、可愛いなあ」と思っていたりします。

それに男は、ふだん可愛いと意識していなくても、なにかきっかけがあれば、その子のことが可愛く見えてくるんですよね。たとえば合コンで「サラダのお取り分け」をしてくれた女子のことが可愛く見えてくるんです。

で、いったん可愛く見えてきたらもうダメです。「あの子、可愛いなあ。彼氏がいないのなら付き合いたいなあ。エッチしたいなあ」なんて思ってしまうのです。

だから、あなたが自分のことを主観的に可愛いか可愛くないかと考えるだけ、時間の無駄といえば無駄なんですよね。そんなことを考える暇があるのなら、その男子にとって、やってくれたら嬉しいことをしてあげるといいんですよ。そしたら「この子、可愛い」と男は思うのです。

男子は、自分によくしてくれた女子のことを可愛いと思う

つまり、男って、可愛いか可愛くないかにかかわらず、自分によくしてくれた女子に対して心を開き、「可愛いなあ、付き合いたいなあ」と思うんですよね。自分によくしてくれた女子のことを、可愛いと思うんですよね。

たとえば、「笑顔の女子はモテる」とよく言われるけれど、それは、男子が「俺によくしてくれている」と思う（勘違いする）からです。女子の笑顔には、男にとって、それだけパワーがあるということです。

元気がいい女子

合コンで聞き上手に徹してもモテないとか、ミステリアスな雰囲気を出してもモテない、というのは、男子は元気のいい女子のことが好きだからですよ。

男って、入りやすい入り口からしか入っていかないんですよね。自分のことを喋ることなく、「うん、うん」と話を聞くだけの女子って、男からすれば元気がないように見えるんです。

彼があなたになにか質問したにもかかわらず、ミステリアスな雰囲気を出そうとして、たとえば「週末にわたしがなにをしているかって？さあ、なんでしょう」なんて答えてしまうと、彼は「この子、元気がないなあ」と思ってしまうんです。「この子と会話するの、むずかいいわ。他を当たろう」と思ってしまうんです。それが男。

可愛くないけどモテている女性は、遊び上手

可愛くないのに、という言葉をあいまいな定義のまま使うと、可愛くないのにモテている女性って、たいてい元気がいいです。

元気がいい女性を、女性の側から悪意をもって見ると「この子、男好きだからモテるんだ」ということになることもあると思うけど、男好きであろうとなんであろうと、元気がいいんです。

元気がいいというのを別の言葉でいうなら、遊び上手です。

遊ぶというのは、浮気するとか、そういうことじゃなくて、カラオケで盛り上がるのがうまいとか、お酒の席で楽しいお酒を飲むことができるとか、たとえばそういうことです。

つまり、可愛くないけどモテている女性は遊び上手だということ。

遊び上手になろうと思えば、いろんな人と交わることです。自分の好みの人としか付き合わないのではなく、自分が苦手に思っている人とも交わる。自分がこれまで喋ったことのない人とも交わる。

それらを端的なワードで示すなら、最近よく言われる「多様性」です。人の多様性を知れば知るほど、人はモテます。

愛嬌のある女性は可愛くなくてもモテる、というのは、その人が「人という生き物」をよく知っているからに他ならないのです。

（ひとみしょう／作家）