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【パリ】人気パティスリーのノスタルジックなサロン・ド・テへ。

  • 2019.1.25
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パリのサロン・ド・テといえば、有名店やホテルのティールームが中心だったが、実力派パティシエがこぢんまりと開くサロン・ド・テが増加中だ。2015年に登場した小さなパティスリー「ボントンパティスリー」は、昨年末、ブティックの中庭にサロン・ド・テをオープンさせ、話題となっている。

この店を手がけているのは、8区出身のパリジェンヌ姉妹。パティシエのフィオナ・ルリュックは、もともと大好きだった菓子作りを仕事にしたいと、15年勤めた銀行から転職して菓子作りの道へ。フォトグラファー兼アートディレクターである妹のファティナとともに、この店をスタートさせた。母の手作り菓子で育ったふたりが提供するのは、甘さを抑えた家庭の味わい。季節のフルーツをふんだんに使用したタルト、風味豊かなクリームを挟んだサブレなど、愛らしい見た目も評判で、瞬く間にパリで人気となった。

中庭に新設されたサロン・ド・テは、ノスタルジックな雰囲気を醸し出す。テイストは異なるものの統一感のあるリモージュで揃えた食器やカトラリー、シックなヴィンテージのインテリア……幼い頃から大好きだった母のテイストが、あちこちに散りばめられているという。ランチも楽しめ、週末にはブランチも用意。工程から仕上げまで、すべてのメニューをサロン・ド・テの地下のアトリエで作っており、ベストな状態で提供することに力を注いでいる。甘いミルクの香りが漂う、風味豊かなミルキーウーロンティーも人気だ。おいしいスイーツとともに、ゆったりとした時間を楽しみたい。

ランプはすべて1950年代のヴィンテージ。食器もリモージュのアンティークを買い集めているそう。

ランチで人気のトマトコンフィのタルト・サレ(14ユーロ)。リコッタチーズに黒オリーブのタプナードと相性抜群の甘いトマトがたまらない。サクサクのパイ生地も味わいたい。

サクサクのサブレ生地と季節のフルーツが自慢のタルト。レモンを使用したケーキは常時4種類。季節のタルトは、モンブラン、オレンジ、イチゴ、洋ナシなどフレッシュな味覚を味わえる。左はシシリアのビオレモンとマダガスカル産バニラのタルト「ラ・マルグリット」、右はガリベットフレーズとバニラのタルト「ラルグレス」(イートイン各10ユーロ~)

ミニサブレにサンドされたレモンタルトやバナナ、パッションフルーツなども人気。ミニサブレ(イートイン4ピース8ユーロ)

Bontemps Patisserie/ボントンパティスリー57 rue de Bretagne, 75003, Paris, Francetel:01・ 42・74・10・68営)11時00分~19時00分L.O.(水~金)10時00分〜19時00分L.O.(土)10時00分〜18時00分L.O.(日)休)月、火www.facebook.com/bontempspatisserie

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