【パリの素敵な仕事人】培った芸術センスで、うつわ作家として開花。

紆余曲折を経ながら情熱を傾けられる仕事を見つけ、充実した日々を過ごすパリの女性たちを紹介。うつわ&ジュエリー作家のアリックスは、子どもの頃から学んだ彫刻や絵画と、法律系のキャリアを活かして、作家への道を切り拓いた。

アリックス・ドゥポント・レイニスアリックス・D・レイニス」オーナー兼デザイナー

深いナイトブルーの店内に、浮き上がる白い磁器の数々。細かいモチーフがレリーフを描く、アリックス・D・レイニスのうつわの美しさに人々は魅せられ、そして忠実な顧客となる。「私が作る品が気に入られ、ひいきにしてくれる。私の仕事に対する、これは最高のご褒美ですね」

彼女が地下のアトリエで石膏型を作り、それを基にリモージュで焼かれる磁器。新しい左岸店では通りに面してアトリエを設ける。サヴォワールフェールへのオマージュであり、うつわに興味を持つ人に創作の舞台裏を見せられる、と喜ぶ彼女だ。

法律家であり家具職人でもあった父を持つ彼女は、モンテッソーリ教育を受け、子どもの頃から絵画、彫刻、デッサンなどに親しんでいた。大学で法律を学ぶものの、最初の仕事は彫刻教室。生徒たちに教え、そして胸像のオーダーをこなし……。それから5年、離婚ゆえに、安定した生活を求めて公証人事務所で働き始める。2度目の結婚をして子どもも増えたところで、自分自身の手を使い、自分が満足できることを求めて職を去る。とはいえ、心からしたいと思えることはすぐには見つからず。「彫刻を仕事にするのは重すぎる。何をしたい?何ができる?と模索していた頃は苦しい時期でした。ある時、私が作りたいのは職人の手仕事を生かした装飾的な日常品だわ!と、思いいたったのです」

美術館主催の刻印作りのワークショップに参加した息子に同伴した日に、その時は訪れた。蝋に文字を刻み、それを粘土にプリント……。作業を見ていて、その素晴らしさに惹きつけられたアリックス。この感動から、いまブティックに並ぶ磁器が生まれることになるのだ。彫刻的な一面は磁器もジュエリーも同じだからと、3年前にジュエリーの創作もスタートした。「手を動かして型作りをしている時、とても大きな喜びを感じます。仕事の中で最も美しい瞬間。でも企業を率いるというのは、それ以外の仕事もたくさんあります。幸い法律を学んだおかげで組織立った考え方ができる。契約書も自分で作成できるという利点もあって、私の辿ってきた道はパーフェクトですね」

Alix Depondt-Reynis1974年 パリ生まれ1991年 大学の法学部へ。卒業後彫刻のアトリエに職を得る2004年 公証人として働き始める2009年 公証人職を去り、次のステップを模索2012年 メゾン・エ・オブジェに初出店2016年 マレにブティックをオープンし、磁器とジュエリーを販売2018年 11月、左岸の6区に2号店をオープン

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提供元: madame FIGARO.jpの記事一覧はこちら
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