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京都のベテランが生み出すのは、契約野菜ゆえのフレッシュな味。

  • 2019.1.22
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店の主役は京の路地で育った新鮮な野菜たち。四季折々の、芳醇な味をしみじみと噛みしめたい。

新鮮な路地野菜の滋味に、しみじみ感動。

観山

八木店主の実家は、古門前通にある古美術商の観山堂。趣あるうつわ使いも必見。

「野菜も魚と一緒で鮮度が大事」と八木一真店主。嵐山吉兆、柊家旅館などで24年間豊富な経験を積んだベテランだ。店の主役は、修学院離宮に畑を持つ農家をはじめ、契約先から毎朝届く新鮮な野菜。ときには店主自ら収穫に出向くことも。賀茂ナスやトマトといった夏野菜の炊き合わせは、野菜の旨味が出汁に溶け出した忘れがたい逸品。京都の冬の定番カブラ蒸しもほかとは一線を画す豊潤な味わい。根菜が最もおいしくなる冬を皮切りに、四季折々の野菜の味を楽しみに出かけたい。

料理はすべて¥12,960のコースから。果物のようにみずみずしいカブラを使った「修学院のカブラ蒸し」。アナゴ、エビ、ギンナンなどと一緒に。うつわはカブラを描いた明治時代のものが定番。

思わず歓声が上がる中八寸も名物。秋を感じるあしらいや、秋ジャケの香煎揚げ、修学院のカボチャ饅頭といった料理が、目にも舌にも楽しい。藤のツルのカゴは店主手作り。

観山かんざん

 

京都市下京区高辻通高倉東入ル泉正寺町465-2たかくらビル1Ftel:075-353-7357営)18時~20時30分最終入店(火、木、土)12時~12時30分最終入店、18時~20時30分最終入店(水、金、日)休)月※ほか不定休あり2日前までに要予約http://kanzan-kyoto.com

※『フィガロジャポン』12月号より抜粋

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