1. トップ
  2. グルメ
  3. 京で味わう、五味五色五法のバランス感。

京で味わう、五味五色五法のバランス感。

  • 2019.1.20
  • 709 views

正統派の京料理をベースに、遊び心も加えたプレゼンテーションで惹きつける。唎酒師の女将のお酒も華を添えて。

季節が映る、華やかな盛り付けとベストマッチの酒。

弥さしさ 大島

達筆な品書きに見られる書道6段の腕前のほか、華道、茶道にも精通した大島店主。

京料理はり清で10年、東山の旅館で6年、正統派の京料理と向き合ってきた大島祐二店主。2018年5月、四条西洞院近くに念願だった自らの城を構えた。コースは、マツタケやカニ、エビイモなど旬のごちそうを大皿に美しく並べたプレゼンテーションからスタート。屋号どおりやさしい味わいの料理が続くが、五味五色五法のバランスに優れ、サンマと出汁巻きのサンドウィッチといった遊び心で飽きさせない。料理に合わせておちょこで日本酒を提供するなど、唎酒師でもある女将の当意即妙の接客もうれしい。

料理はすべて¥11,000のコースから。ドリンク含め、税サ込みの明朗会計。歳時記に沿ったコース構成やうつわ使いが自慢で、繊細さを要する八寸の盛り込みはさすが。漆塗りのワイン樽材に盛り付けた中八寸。カニとリンゴと水菜とシイタケのおひたし、ハモの南蛮漬け、炙りカマス寿司などがのる。

茶そばをアマダイで包んで蒸した「アマダイの信州蒸し」

弥さしさ 大島やさしさ おおしま

 

京都市中京区西洞院通蛸薬師下ル古西町431tel:075-223-0066営)18時~21時最終入店休)水前日までに要予約カード不可http://yasashisa-oshima.com

※『フィガロジャポン』12月号より抜粋

元記事で読む
の記事をもっとみる