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寿司から締めのごはんまで、京の人気店主の味と技。

  • 2019.1.17
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意匠を凝らした空間に、旬の食材が奏でる贅沢なコース。日本料理の新店オープンが続く京都で、味わうべきは名店で修業を重ねた料理人の腕前。

締めのご飯まで楽しい、胸躍るコース。

杉澤店主の穏やかな人柄にはファンが多い。調理を間近に見られる変形カウンター席のほか、純和風造りの個室テーブル席を用意。

室町和久傳や赤坂菊乃井で腕を磨き、祇園ろはんの料理長を務めた杉澤健店主が、渡英を経て2018年3月にオープン。アラカルトも揃うが、まずは店主の技と経験を堪能できるコースがおすすめ。上賀茂や鷹たかが峯みねの農家から届く季節の野菜を使った前菜、明石ダイや北海道のウニなど選び抜いた魚介を盛り合わせたお造り。コースは寿司職人による小ぶりの握り、定番の丹波牛の鍋で盛り上がり、ウナギの玉じめ、鯖寿司炙り、イクラご飯など、数種から選べる締めのご飯で最高潮に。流れるようなコースに身をゆだねれば、心まで満足すること間違いなし。

料理はすべて¥14,500(サービス料込み)のコースから。コース終盤に供される鍋物。秋は、マツタケのふくよかな香りと丹波牛の旨味が絡み合う「丹波牛とマツタケの牛鍋」が登場。

日本酒は同世代の杜氏が活躍する酒蔵のものを多く扱う。1合¥1,080から。修業時代から集めてきたうつわコレクションは加藤静允、辻村史朗などの作品も。

締めのご飯のひとつ「ウナギの玉じめ小丼」は、琵琶湖のウナギを平飼いの卵でとじた逸品。

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せん

 

場所は扇専門店、坂田文助商店の北側。ちなみに店名の「杦」は杉の異体字。

 

京都市下京区五条通柳馬場上ル塩竈町379tel:075-361-8873営)17時30分~22時最終入店休)水 不定休要予約昼は3名以上で1日1組限定の予約制

※『フィガロジャポン』12月号より抜粋

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