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映画のロケ地としても有名!琵琶湖を望む滋賀の寺院「三井寺」

  • 2019.1.16
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滋賀県・大津市にある「三井寺(みいでら)」は、春は桜、秋は紅葉など四季折々に美しい近江屈指のお寺です。ふだん非公開のものも含めて10件もの国宝を有する「三井寺」の、みどころをご紹介します。

1100年の歴史を紡ぐ天台寺門宗の総本山「三井寺」

1100年以上も続く天台寺門宗(てんだいじもんしゅう)の総本山である「三井寺」は、正式名称を「長等山 園城寺(ながらさんおんじょうじ)」といいます。

琵琶湖の南西に位置し広い境内を持ち、価値のある建造物や琵琶湖の眺望など、みどころもたくさん。桜や紅葉が美しい時期の夜にはライトアップの演出も楽しめるので、観光客にも人気のあるお寺です。

映画『るろうに剣心』などロケ地にもなるお寺

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ルトロン 出典:PRTIMES(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000498.000000496.html)©和月伸宏/集英社©2012「るろうに剣心」製作委員会

重要文化財のひとつ「三重塔」の横にある橋は、映画『るろうに剣心』の劇中に登場するスポットです。

「三井寺」は『るろうに剣心』以外にも、『大奥』『武士の献立』『天地明察』など、数多くの映画のロケ地になっています。まるで映画の世界に迷い込んだかのような、すてきな気分になれるはず。

三井寺の総本堂!国宝「金堂」

三井寺の総本堂にして国宝の「金堂」は、1599年桃山時代に建造されたお堂です。本尊の「弥勒菩薩(みろくぼさつ)」が奉安されています。

現在の「金堂」は、戦国武将・豊臣秀吉の正室・北政所(きたのまんどころ)によって再建されたもので、 お寺の境内でもひときわ大きく威容を誇っています。

「三井寺」の由来となった井戸

いまでは当然のように「園城寺」ではなく「三井寺」の通称で親しまれていますが、もともとは「天智・天武・持統」天皇の三帝の産湯に使った霊泉が流れていることから、「三井寺」と呼ばれるようになりました。

高貴な人たちが利用する井戸を意味する「御井(みい)」が、「三井(みい)」になったのだそう。以前は「御井の寺」と呼ばれていました。「金堂」の西側にある「閼伽井屋(あかいや)」から湧き出ている清水が、御井そのものとされています。

日本三銘鐘のひとつ「三井の晩鐘」

「金堂」前の鐘楼につるされている梵鐘「三井の晩鐘」は、1602年桃山時代に造られた三井寺の代名詞ともいえる大鐘。江戸時代の浮世絵師・歌川広重の近江八景に描かれていることでも有名です。

迫力がありながら心が静まるような鐘の音が特徴で、「日本三銘鐘」にも選ばれています。1回300円で、実際にその鐘の音を体験することができますよ。

ちょっと休憩なら本寿院「ながら茶房」

本寿院「ながら茶房」は、「観音堂」へ向かう途中に位置しているお茶屋さんです。江戸時代に建てられた僧坊を改装して、2015年の春にオープンしました。「金堂」「唐院」の周辺を見たあとに、ちょっと休憩を入れるのにもってこいの場所にあります。

近江の特産である「朝宮茶」や美味しいスイーツを、日本六古釜のひとつに数えられる滋賀県産・信楽焼の器でいただけます。美しいお庭を眺めながら、近江の特産をじっくりと味わえますよ。

美しい庭園や境内を眺められる店内

玄関で靴を脱ぐスタイルの「ながら茶房」の店内は、純和風でありながらテーブルがしっくりとなじみ、どこかモダンな雰囲気。どの席からも、美しいお庭や境内の様子などを眺めることができます。

お寺で一休みするとなると“正座で抹茶”というイメージがありますが、テーブルと椅子席のみなので、肩肘はらずゆったりとくつろげますよ。

「ながら茶房」の和カフェメニュー

・上煎茶 500円
・ほうじ茶 500円
・コーヒー 500円
・葛餅お飲み物セット 700円
・ロールケーキお飲み物セット 900円

「三井寺」でこころ清らかな参拝を

「三井寺」に訪れるなら、「紅葉トンネル」ができ、紅葉のライトアップも美しい秋の参拝がおすすめ。

「三井の晩鐘」を鳴らしたり、健康でのご利益があるといわれている観音さまが祀られる「観音堂」を参拝したりして、こころ清らかな時間を過ごしてくださいね。

※本記事上の情報は公開時点のものになります。最新情報は公式ホームページにてご確認ください。

スポット情報

  • スポット名:三井寺
  • 住所:滋賀県大津市園城寺町246
  • 電話番号:077-522-2238
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