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愛すべき車。(Saori Masuda)

  • 2019.1.11


愛すべき車。(Saori Masuda)
2019.01.11 08:00

高級スポーツカー、かっこいい、人によっては憧れの車などという言葉がパッと思い浮かんでくる車、フェラーリ。好き嫌いは別として、少しでも車に興味のある人にとっては、チャンスがあるなら一度は乗ってみたいと思う車ではありませんか? そんな軽い気分で、先日私はフェラーリの運転席に座り、エンジンをかけたのでした。今回は、そのとき私が味わった例えようのない気分と新たに発表されたフェラーリ・テーラーメイド・プログラムをご紹介します。

Courtesy of Ferrari

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F1と同じ仕様というフェラーリのハンドルまわり。ステアリングの左下にある赤いボタンを押したその瞬間、エンジン音のあまりの迫力に私は思わず、ウォーっという声をあげてしまったのでした。


その興奮が少し落ち着くと、シートに身体がピタッと収まる、高級家具に座ったときの心地よさを感じます。よく見ると、同じ茶色でもパイピングの部分に別のレザーが使用されるなど、神経が行き届いたディテール。多くの傑作を生み出してきたフェラーリの乗る人への配慮を感じ、感動の波が徐々にやってきます。


そして、不思議なことに、走り始めると車内で会話ができるくらいのエンジン音であることに気付きます。


言うまでもなく、その滑らかな走りには言葉にすることができないほど……です。


フェラーリオリジナル色に塗装された外装の美しさへの感動は、気分が最高潮に達したあと、落ち着いたときにじんわりときます。


私が乗った車は、フェラーリが初めて発売した4シーター仕様のもので、GTC4Lusso Tという車種。この車はフェラーリのなかでは比較的女性でも運転しやすいとされています。車内で会話ができるほどのエンジン音などもその理由の一つだとか。


そんなフェラーリ社が、世界で一つの“私のフェラーリ”を所有することが可能な、フェラーリ・テーラーメイド・プログラムを開発しました。高級家具メーカーのポルトローナ・フラウや最高級生地メーカーのロロ・ピアーナ他と一緒に開発した内装、素材やその組み合わせ、また外装にはピアノブラック、ネーロデイトナ(黒)、ヴェルデブリティッシュ(グリーン)、ルマンブルーといったフェラーリオリジナルのカラーリングなど。これを1人のデザイナーと最初から最後まで一緒に選び、デザインしていくサービスです。ただし、このプログラムが実施されるのは、本社があるフェラーリの聖地イタリアのマラネッロと上海ブランチのみ。


乗るとどういうわけか惚れてしまうフェラーリ、そのスケールは計り知れないですね。

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