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年越しに選んだのはゆっくりできる場所。でもそこには盲点が!?【パパママの本音調査】 Vol.314

  • 2018.12.29
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新しい2019年を迎えましたが、年越しはみなさんどこで何をしながら迎えたでしょうか。自宅や実家で過ごす、家族で出かけるなど、さまざまな過ごし方がありますよね。今回は、パパやママならではの年越しの過ごし方について、考えてみたいと思います。

■どこで年越しを迎える?

年越しをどこで迎えるかについて、2018年に聞いたところ、もっとも多い74.1%は「自宅でゆっくり」と答えました。また、「帰省・親戚の家」と答えた16.8%と合わせると90.9%となり、9割を超える人たちは自宅か実家や義実家、親戚の家で年越しを迎えているようです。

Q. あなたは年越しをどこで迎えますか?
自宅でゆっくり 74.1%
帰省・親戚の家 16.8%
近所の神社やお寺・イベント 3.3%
その他 2.4%
国内旅行 1.6%
遠方の神社やお寺・イベント 0.8%
知人・友人の家 0.6%
海外旅行 0.4%


それでは、パパやママたちが具体的にどのような場所でどのような思いで年越しを迎えているのか、見ていきましょう。

■自宅派の年越しの過ごし方は?

もっとも多い結果となった「自宅でゆっくり」するという答え。実際にどのような過ごし方をしているのでしょうか。

「自宅が一番! 主人の実家なんて行っても仕事行くよりも疲れるし、大みそかと元旦くらい自宅でゆっくりしたい」(神奈川県 30代女性)
「15時からお風呂に入り、紅白とともに飲み始める。自宅でゆっくりする特別な日にしています」(神奈川県 40代女性)
「家族4人でダラダラとテレビを見ながら年越し! 家族でバカみたいに笑って過ごせる、ん~幸せです! まさに笑う門には福来る」(神奈川県 40代女性)
「正月はどこにも行かず、のんびりしています。子どものころはそれが退屈極まりないことだったけど、今はこの何もない幸せをゆっくり噛みしめて穏やかに過ごしています」(徳島県 40代女性)

自宅でゆっくりと過ごす、その時間は家族が一緒というだけで貴重なものだというコメントが多く寄せられていました。どこにも行かなくても、家族でいっしょに自宅で迎える年越しは、じんわりと幸せを感じられるような時間になりますよね。多くのパパママたちが同じような思いで、年越しを迎える場所として、自宅を選んでいるようです。

■自宅が盲点だった!? “ゆっくり”できない理由



「自宅でゆっくり」過ごすという人が回答の中には多かったのですが、その“自宅で過ごす”ならではの大きな落とし穴もあるようです。

「大みそかだろうがお正月だろうが、毎日の家事をするだけです。休みなし!」(千葉県 40代女性)
「自宅で過ごしますが、のんびりとは行きません。どこで過ごしたところでお母さんは忙しいままです」(愛知県 40代女性)
「31日は朝から煮物作って、夜は年越しそばを用意して、三が日は神棚に毎日お供えして…と昭和な年末年始です。1年で一番忙しいです!」(神奈川県 40代女性)
「年末年始は通常より忙しくなる」といった意見や、「お母さんは常に忙しい」という意見が多く寄せられました。

「自宅でゆっくり」と回答していても、実際は“ゆっくり”はできていないパパやママは案外多いのかもしれません。子どもたちも冬休みで家にずっといるため、育児、家事がまとめてのしかかる可能性も高く、もしパパ、ママのどちらかに負担が偏るのであれば、それはかなりのストレスとなりそう。コメントにもある「休みなし」という言葉にも重みがありますよね。

ただ、普段から夫婦で家事を分担できていたり、休日に労働が減っている家庭であれば、もしかしたらスムーズに家事、育児をこなすことができるかもしれません。



■義実家への帰省。暗黙の了解にモヤモヤ



16.8%の人たちは、帰省先や親戚の家で年越しを過ごすと答えました。帰省先でゆっくり過ごしているのかと思いきや、寄せられたコメントからは、ママたちから不満の声。そこには、ママの納得感がないまま帰省しているという問題点があるようです。

暗黙の了解的な感じで、旦那の実家に2泊3日。おいしいものを食べられなくても自宅でゆっくりしたい…」(東京都 40代女性)
「自分の家でゆっくりしたいのが本音だが、旦那の実家で過ごします。しかも6泊7日。旦那の実家には盆休みと正月休みしか帰れず、孫を見せる機会も少ないということで1回の滞在が長くなります。お手伝いしたいけど、勝手がわからないものが手を出すと時間がかかって迷惑かけることもあるから、どうしたらいいかいつもわからず」(埼玉県 30代女性)

たしかに、義父母がどんな人であっても、配偶者の実家では自宅や自分の実家以上にはくつろげないですよね。

筆者と夫も、お互い離れたところに実家があるのですが、年末年始に夫の休みが取れれば夫の実家、休みが取れなければ私の実家というように、なんとなくルールを決めています。お互いが納得感のある答えを見つけられるといいかもしれませんね。

■「年越しはお出かけ派」の外出先は?



アンケートに「近所の神社やお寺・イベント」、「国内旅行」「遠方の神社やお寺・イベント」、「知人・友人の家」、「海外旅行」と答えた人は、あわせて6.7%という結果に。回答した人たちは、具体的に一体どこへお出かけしているのでしょうか。

「毎年紅白が終わったと同時に身支度をして家族で初詣に出かける。途中で息子の友人と合流し、みんなで列に並び、年越しは境内というのが毎年の過ごし方ですね」(神奈川県 40代女性)
「毎年、家族で氏神さまの年越しのお詣りに並びます。11時半くらいから並んで、0時にお詣りして甘酒をいただいて、神社の方と新年のごあいさつをして、帰って少し寝ます。その後、初日の出を見に海にダッシュします」(三重県 40代女性)
「いままでずっと自宅でしたが、今年は思いきって大みそかから海外旅行へ。南の島で新年を迎える予定です」(茨城県 40代女性)

神社に行ってから仮眠をとって海に行くというアクティブなコメントには驚きましたが、家族の共通の思い出ができて、記憶に残るお正月になりそうです。


■年末年始も仕事で休みなしという意見も



選択肢にはなかったものの、「年末年始は仕事で休みはない」という意見が多く寄せられていました。

「仕事なので患者さんと年越しです」(東京都 40代女性)
「ファミレスで深夜のパートをしているので、毎年仕事中に年越しです。子どもたちと旦那は家でまったりしていますが…」(千葉県 40代女性)
「うちは、お寺なので正月は休めません! がんばります」(新潟県 40代女性)
「正月が1年で一番忙しい観光地で自営業を営んでいます。年末の準備からすでに倒れそうです。1月いっぱい休みなしで働きます」(千葉県 40代女性)

お寺や観光地で働く人たちにとっては、年末年始はまさに忙しい時期にあたります。また、病院など365日対応が必要な場所では、年末年始でも、いつもどおりの仕事をこなさなければなりませんよね。

筆者の夫も年末年始は毎年仕事で、家族でいっしょに新年を迎えられたことはほとんどありません。ただ、いっしょにいられなくても、日にちが変わる瞬間は心を同じくして迎えられるように、毎年必ずメールで新年を祝いあうようにしています。

また、筆者自身も年末年始関係なく、パソコンと向き合い仕事の予定です。仕事も、仕事場所も多様化が進み、同じ時期に一斉に休みを取るといことは、もしかしたら今後減少傾向となるかもしれません。世の中の働くパパママたち、おつかれさまです!

■家族で年越しを迎えるということとは



年越しの過ごす方法について、もしパパとママどちらかにモヤモヤしている場合には、思い切って打ち明けてみるといいかもしれません。それぞれが「こう過ごすもの」と思い込んでいて、相手が不満を持っていることを知らない可能性もあります。

大掃除する、おせち料理を作る、実両親、義実家に挨拶行く…これらはどれも大切なことでしょう。でも、大掃除をしない年があったり、市販のおせち料理を買ったり、旅行に行ってしまうなど、その年ごと、家族で過ごし方を考えていかれればいいですね。

新しい年を迎えるときというのは、かけがえのないものだということに変わりはありません。どうやって年越しを行うかは、各家庭の事情や考え方によっても異なるでしょう。そしてその過ごし方も年を重ね、子どもが成長するごとに変化していくものなのだろうと思います。

でも「今年1年も仲良く」「健康で過ごそうね」など、それぞれが今年1年の家族について思いを馳せることができれば、きっとすてきな年が過ごせると信じたいものです。

Q.あなたは年越しをどこで迎えますか?

アンケート回答数:4158件
ウーマンエキサイト×まちcomi調べ

(高村由佳)

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