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知っておきたい!クリスマスの由来や海外のクリスマス事情

  • 2018.12.24
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もうすぐクリスマス。街もクリスマスカラーやイルミネーションにあふれ子どもも大人もワクワクする季節です。子どもにとってはサンタクロースからプレゼントがもらえる一大イベント。サンタを信じている子もいない子も、多かれ少なかれクリスマスの雰囲気を楽しむのではないでしょうか。

クリスマスやサンタクロースの由来を子どもに聞かれた時どう答えたら良いでしょうか。さらにグローバル化するこれからに向けて、海外ではどんなクリスマスを過ごしているのかを知っておきましょう。

クリスマスやサンタクロースの由来って?

楽しいクリスマスですが「クリスマスって何?」と子どもに聞かれた時、答えることが出来ますか?聞かれた時にどのように答えると良いでしょうか。

1. イエス・キリストの生誕を祝う日

クリスマスは、キリスト教の救世主であるイエス・キリストの生誕を祝う日です。クリスマスの語源は「キリストの礼拝(Christ+mas)」と言われています。キリスト教では、神が人間を救うためにイエス・キリストを遣わしたとされており、イエス・キリストは神の人間への愛によるものと考えられています。その為にクリスマスには、家族や友人と一緒に過ごせる幸せを喜びながらキリストの誕生を祝うのです。

2. なぜ12月25日?

クリスマスを12月25日とするようになったのには諸説あります。キリスト教が広まり始めたローマ時代ではヨーロッパで冬至のお祭りが盛んに行われていました。冬至はその日を境に日照時間が長くなっていくことから、新しい太陽の神様の誕生を祝う意味で「太陽の生誕祭」とされていました。イエス・キリストの誕生日は日付が残っていないため、この日をキリストの生誕祭にしようとなり、クリスマスの日付になりました。

ちなみにクリスマスイブは、単にクリスマス前日という認識をされている方が多いかもしれません。しかしキリスト教のユダヤ暦では日没が日付の変わり目とされていることから、クリスマスイブには既にクリスマスが始まっているのです。

3. サンタクロースのモデルは実在した司祭さん?

サンタクロースは、4世紀頃トルコの司祭だった「聖ニコラウス」がモデルだと言われています。裕福な家で育った彼が、貧しい人を助け自分の持っているものを与えていたそうです。聖ニコラウスがサンタクロースとなったのは19世紀頃です。その頃クリスマスはお酒を飲んで大騒ぎする荒れた行事となっていたため「家族でお祝いする温かい行事にしたい」と考える人が現れました。そこでスポットライトをあてられたのが聖ニコラスで、作家や詩人の手により新しいサンタクロース像が作り出されました。

世界の様々なクリスマス事情

日本でクリスマスというと、一般的にはケーキを食べてプレゼントを贈り合うという感じでしょうか。クリスマスを祝うのは日本だけではありません。世界ではどんな風にクリスマスを祝うのか、知っておくのも楽しいですね。

・アメリカ

一般的に、家族や親戚などと集まって過ごすことが基本です。プレゼントも、とにかくたくさん用意しツリーの下に置きます。25日に家族皆で包装紙を豪快に破いて、喜びの気持ちを表現しながら開けます。

・ドイツ

ドイツでは、12月1日からアドベントカレンダーを使ってカウントダウンをしながらクリスマスを待つ風習があります。アドベントカレンダーとは、クリスマスまでの期間に窓を毎日1つずつ開けて数えるカレンダーです。最近では日本でも取り入れる家庭が増えています。また、良いサンタクロースに加えて悪いサンタクロースが登場するところが特徴です。悪い子にしていると子どもが喜ばない石や石炭をプレゼントしたり、おしおきをしたりするそうです。

・アイルランド

アイルランドではクリスマスは12月12日から始まります。12日から一人ずつサンタクロースが山から下りてきて24日に全員揃い、25日から一人ずつ山に帰るので1月6日までクリスマスが続きます。サンタクロースが13人もいるのですね!

・オランダ、ベルギー

オランダ・ベルギーではクリスマス前の12月6日に「聖二コラ祭」という別のお祝いがあります。サンタクロースのようにプレゼントを配るシンタクラースという人がやってきます。シンタクラースは、1年間良い子だった子にだけプレゼントをあげます。無事シンタクラースからプレゼントをもらうと25日にクリスマスがやってくるので、2回もプレゼントをもらえます。

・イギリス

日本ではサンタや親からプレゼントを贈ることがメインで、それ以外の親しい人にもプレゼントを贈る習慣がありますが、イギリスでは更に幅広い方へ贈られます。家族同士、親戚同士だけではなく、親が子供の担任の先生に贈ることもあります。幼い子どもから親に贈ることもよくあります。

・オーストラリア

南半球にあるオーストラリアでは、サンタクロースはサーフボードなどで海から現れます。クリスマス料理も、エビやロブスターなどのシーフードでバーベキューをすることが一般的です。

・ロシア

ロシアでは、ロシア正教のユリウス暦を使っているため、クリスマスが1月7日となり新年の後にクリスマスを迎えます。近年では12月25日にもお祝いする人がいるようですが、割合的には多くありません。ロシアのサンタクロースは青や黄色の服を着ているなど、ユニークです。

クリスマスの祝い方などは各国様々ですが、日にちが違っていたりサンタクロースの数が違っていたりするのには驚きますよね。自分の国の風習が当たり前だと思っていてはいけませんね。
国際交流が進むこれからの時代、海外ではこんな風に祝っているのだと子どもと共有しておくのもいいですね。これを機会に、色々な国の文化を学ぶのも良いでしょう。

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