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薄毛予防もツヤ髪も!髪を育てる冬の頭皮ケア2つのポイント

  • 2018.12.21
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教えてくれたのは……
皮膚科医
髙瀬聡子先生

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ウォブクリニック中目黒総院長。わかりやすいスキンケア解説が人気で、女性誌の美容企画をはじめメディアでも活躍。ヘアケア製品の開発にも携わり、薄毛悩みへのアドバイスや治療も行う。『いちばんわかるスキンケアの教科書』『ゆる美容辞典』(ともに講談社刊)など著書も多数。

【ポイント1】頭皮に合ったアイテムで正しく洗う

「シャンプー=髪を洗うことだと思っている人も多いと思いますが、それは間違い。正しくは、シャンプー=頭皮を洗うこと。頭皮の汚れをスッキリ落として血行を促進するのがシャンプー本来の目的なので、頭皮全体をまんべんなくマッサージするように洗うことを意識してください。髪の汚れは、事前のブラッシングや湯洗いで7~8割落ちてしまうので、最後に泡でなでる程度で大丈夫です。また、ヘアケア剤は髪の仕上がりよりも肌質に合わせて選ぶのがベター。例えば、頭皮が乾燥している時は洗浄力が強いアイテムは避け、アミノ酸系洗浄成分配合などのマイルドに洗えるものを選ぶといいでしょう」(髙瀬先生)

美髪を育てる正しいシャンプーの手順

1.ブラッシングで髪のもつれを解き、表面についた汚れをオフ
2.湯洗いで頭皮全体と髪をしっかり濡らす
3.手でシャンプーを泡立ててから頭皮にのせる
4.爪を立てず、指の腹で頭皮全体をくまなく揉み洗い
5.時間をかけて洗い流す。生え際、耳まわり、襟足は特に念入りに

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摩擦のおきないブラシならシャンプー中でも使えます

【ポイント2】ブラッシングを習慣化する

「ヘアケアという意味でも頭皮ケアという意味でも、ぜひ取り入れてほしいのがブラッシング。髪をとかすことで髪にツヤが出てくるのはもちろん、ブラッシングで頭皮に刺激が加わることで血流がアップします。血流がアップするということは栄養が行き渡りやすくなるということなので、抜け毛や薄毛の予防、血色アップ、リフトアップなども期待できるうえ、気持ちよさも得られるためストレスケアにも一役買ってくれますよ」(髙瀬先生)

ブラッシングで期待できる嬉しい効果

1.頭皮の血行促進
2.抜け毛や薄毛の予防・改善
3.髪のツヤ感アップ
4.肌のくすみ解消
5.顔のリフトアップ
6.ストレスケア

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「頭皮と髪は、土と木の関係」と髙瀬先生が言うように、太くしっかりした木=ハリ・コシのあるつややかな髪には、肥沃な土=栄養が行き渡った健康な頭皮が必要不可欠。正しいシャンプー、ブラッシングとともに、生活習慣も見直すことで頭皮環境を整えて、抜け毛や薄毛に悩まない、見惚れるツヤ髪を手に入れましょう!

構成/宮下弘江

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『髪を育てよう! 頭皮ケアブラシ』
監修:髙瀬聡子(ウォブクリニック総院長)
秋葉千菜(GARDEN Tokyoアートディレクター)
講談社刊/1350円
ISBN 978-4065-13291-3

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