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老舗ブランド『ムーンスター』の定番スニーカーは頼もしい相棒! 〜カルチャー女子のためのイットブランドピックアップ〜

  • 2018.12.9
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ムーンスターは福岡県南部の久留米市で生まれたシューズメーカー。久留米は古来から交通の要所であり、文化や技術の交差点であったことから、ゴム産業が発展した土地。1873年に創業した足袋専門店「つちやたび店」も、大正時代に入るとアメリカ製のキャンバスシューズからヒントを得て、底にゴムをひいた“地下足袋”を開発しました。これがムーンスターの原点であり、初代からの「一人一人のお客さまに心地よい靴を作る」という想いは、今に至るまで受け継がれています。
ブランドの特徴は、140年の間、日本人の足をつぶさに研究し、素材を研究開発し、人間工学に基づいた最適な靴型をもって最高の品質を備えた靴を作るために努力を重ねてきた一貫した精品主義。手間がかかっても、妥協を許さないものづくりの姿勢で、頑なに昔ながらの製法を守り続けているそう。
購入後6ヶ月間の品質保障制度は、開発へのたゆまぬ努力と、ときに過剰と表現されるほどの幻覚な品質管理体制を誇るムーンスターだからこそ。
本気で使えるスニーカーを探しているなら、とっておきの一足が見つかるはず!

 

 

 

BUMPER COURT

バンパーコート各¥15,000

 

1970年代を代表するバスケットボールシューズをルーツにしたレトロなパターンと、ムーンスターらしいサイドのラバーが特徴的なモデル。
しなやかで柔らかなソールや、壊れにくい丈夫さ、美しいシルエットは、生ゴムに硫黄を加え、熱反応によりソールとアッパーを接着させるヴァルカナイズ製法ならでは。さらに、ハードに履くことを想定して屈曲などで負荷がかかるサイド部分に補強ラバーを施し、素材にはスエードを使用することで耐久性を高めています。インソールは、クッション性抜群で吸湿性にも優れ、1日中、快適な履き心地。アウトソールはグリップ力のあるラバーソールなので、雨の日でも滑りにくく、安心感があります。
それぞれに同系色のコットンシューレースがついており、服装によって表情を変えることができるのもうれしいところ。

 

 

 

GYM CLASSIC

ジム クラシック各¥8,500

 

1960年代に生産していたトレーニングシューズを元に、履き心地とシルエットを改良して作られたモデル。今では簡略化されている当時の作りをそのまま再現しているため、とても丈夫な仕様となっています。
こちらもヴァルカナイズ製法で生産されています。手間がかかるため、生産性が低く、国内でもごくわずかな工場でしか生産することができない製法です。熟練の手仕事でしか生み出せない、精巧で美しい作りの良さが魅力。

 

 

 

GYM CLASSIC HI

ジム クラシック ハイ各¥8,900

 

ムーンスターの定番モデルの一つである、ジム クラシックのハイカットバージョン。
しなやかに足に沿う履き心地はそのままに、ちょっと違う表情が楽しめます。足をホールドしてくれるので歩きやすく、ローカットよりボリュームが出るので、バランスがとりやすいのもいいところ。
スキニーパンツやクロップドパンツ、ワンピースなどと相性抜群です。

 

 

 

LOWBASKET

ローバスケット各¥7,900

 

スニーカーが誕生した当時から、そのまま変わらない形で履き続けられている、いちばんベーシックなモデルがこちら。親しみのあるオーソドックスなデザインからは、熟練の手仕事から生み出される「MADE IN KURUME」の作りの良さを感じることができます。
ベーシックなだけに、素材や色などのバリエーションが多く、さまざまなショップとのコラボレーションなども注目の的。服装を選ばず活躍してくれるから、色違いで揃えたくなりそう。

 

 

 

RALY

ラリー各¥8,500

 

ムーンスター久留米工場のダイレクトインジェクション製法で作られる「CHIC INJECTION」シリーズ。これは、加熱したMOONSTAR独自のソール素材を縫製済みのアッパーを装着した金型に流し込んで成型する製法。ソール成型とアッパー接着を同時に行うことで足の裏に沿った形になるため、インソールを必要とせず、ほかにはないフィット感を実現できるそう。グリップ性とクッション性にも優れ、「靴下に底をつけた靴」と海外では呼ばれていたというのも納得の履き心地。
デザインはシンプルなコートタイプで、流線型のソールがシックです。

 

 

 

 

 

 

 

photograph:Masatomo Murakami
text : Shiori Fujii

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