写真家の小見山峻が、初の写真集『hemoglobin』を発表。

写真家の小見山峻が、初の写真集『hemoglobin』の刊行を記念して、11月28日（水）より中目黒のCOMPLEX BOOSTで写真展を開催する。

2018年5月に開催された、JW アンダーソン主催の写真コンテスト「ユア・ピクチャー / アワ・フューチャー（YOUR PICTURE / OUR FUTURE）」。一般公募1816名のうち、日本人で唯一ファイナリストに選ばれたのが、小見山だ。

小見山の写真には、哲学がある。自分自身や社会に対して、日々独自の視点を持ち続けてきた彼が切り取る風景は、日常であり非日常、そのあいまいな美学を表現し、ファッションや音楽シーン、ポートレートまで多様なジャンルで活躍してきた。

今回、自費出版で刊行した写真集は、幼少期より惹かれ続けている「重機」と、曽祖父以前の血族が携わってきた刀匠に由来する「刀」との対比によって構成されている。タイトルは、脊椎動物の体内で生成される、鉄を主成分とした”ヘモグロビン”。静物である重機と刀が、まるで血の気の通った生き物のように存在する作品をまさに体現している。

次々と新たな試みに挑戦する注目の写真家・小見山の哲学を解き明かしに、ぜひ一度足を運んでみてはいかがだろうか。

小見山峻 Shun Komiyama写真家。1988 年生まれ、神奈川県出身。shunkomiyama.comInstagram : @shun_komiyama

写真展「hemoglobin」期間：2018年11月28日（水）～12月4日（火）場所：COMPLEX BOOST東京都目黒区青葉台1-15-10時間：12時〜20時（最終日のみ18時まで）レセプションは11月28日（水）19時～21時に開催。www.complexboost.com

●問い合わせ先i@shunkomiyama.com