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WOTY撮影こぼれ話とともに、今をときめく映像作家がとらえた受賞者たちのアザー写真を一挙公開!(Yaka Matsumoto)

  • 2018.11.26


WOTY撮影こぼれ話とともに、今をときめく映像作家がとらえた受賞者たちのアザー写真を一挙公開!(Yaka Matsumoto)
2018.11.26 12:15
異例のロングヒットを更新している米津玄師の「Lemon」。そのMVも監督された山田智和さんは人気ミュージシャンのMVやCMを多く手がける、注目の新鋭映像作家です。映像が本職だけれども、彼の撮るダイナミックな人物像が魅力的で、14回目を迎えたWomen of the Yearの“フォトグラファー”をお願いしました。そんな彼が捉えた、誌面とはちょっと違う受賞者たちの表情(アザーカット)を、撮影時のこぼれ話とともに紹介します。

東京の夜景とあいみょん。


あいみょん。デビューして数年にもかかわらず、その不思議な響きのアーティスト名と彼女が奏でる楽曲を耳にすることが本当に多かった2018年。山田さんとはMV撮影ですでに顔なじみ。日が落ちてからスタートしたこの撮影でも、阿吽の呼吸ですてきなセッションを繰り広げていました。山田さんがこのプロジェクトで掲げていたコンセプトは「平成最後の東京で、時の人を現像する」。時代とともにその姿を変え続ける東京の街に、碇のようにズンと存在する東京駅の夜の顔とあいみょんさんが奏でる「絵」ヂカラは強力です! 撮影後には、親しいスタイリストさんの誕生日だからとサプライズのケーキでお祝いをするシーンも。衣装はサカイ。

中村アンと東京の未来。


その美ボディは日々のワークアウトの賜物。女性たちが憧れる美しい体と自然体の人柄&笑顔で知られる中村アンさん。女優としての活躍度もぐんぐんとあがっている彼女とタッグを組んだ「東京の景色」は、数年後のビッグイベントにむけて着々と工事がすすむ某所。周囲を常にさりげなく気遣い、忙しいなかでも笑顔をキープ。午前中の日差しのなかで純白のディオールのルックを纏い、軽やかにカメラの前に立つ姿は、神々しくさえありました。

日本橋と梶芽衣子。


マーク ジェイコブスのオールブラックのルックに身を包み、日本橋の下を船で往復しながらの撮影となった梶芽衣子さん。今年発売された自伝『真実』を読み、中毒性のある梶さんの歌声を聴きながら挑んだ撮影。緊張するスタッフたちを前に、現れた瞬間から“きっぷのいい女性(ひと)”。圧倒的なキャリアがあるのに、威圧感や近寄りがたさを感じさせず、おおらかでかっこよくて、楽しい。久々の再会となった旧知のヘアメイクさんと近況をアップデートしあい、ロケ地までの移動中も、2週間に1本のペースで映画を撮影していた時代のお話や、びっくりするような海外からのオファーの裏話を楽しく聞かせてくださいました。

新宿に降り立った松本穂香。


撮影場所は西新宿から初台のあたり。窓越しに高層ビル群を見下ろす松本穂香さんが纏っているのはミュウ ミュウ。トレンチコートにノーメイクで現場にあらわれた彼女はごく控えめな印象で、周囲に驚くほど溶け込んでいたのに、ヘアをオールバックにして衣装を纏った途端、凛とした佇まいに。オーラもぐっと増幅。すごいのは、そのシフトを意識せずにごく自然にされているようにみえること。


ピンクのコム デ ギャルソンに着替えて地上へ。無色透明の素材のような松本さんは、主張の強いルックに身を包んでも、不思議なくらい違和感がないのです。主演ドラマ「この世界の片隅で」の彼女とはまったく違うようで、でもやっぱりちゃんと松本穂香さん。撮影後は、キャップもサングラスもせずに、新宿駅の雑踏のなかに吸い込まれていきました。

渋谷の雑踏と野木亜紀子。


撮影時は「獣になれない私たち」の脚本執筆が大詰めを迎えていたころ。ケータリングのお弁当を前にして、「昨日の昼ぶり、 うれしい!」とつぶやく姿に野木亜紀子さんの多忙ぶりがうかがえました。すらりとした長身で、インタビュアーの質問にもクリアに即レス。大ヒットドラマを連発するストーリーテラーは、なんとも英明闊達な印象を残して颯爽と去っていきました。現在放映中の「けもなれ」には仕事帰りにクラフトビールを楽しむ主人公たちが描かれていますが、野木さんとお酒を酌み交わせたら絶対楽しい!、とお酒が強くもないのに勝手に確信した午後でした。撮影場所は渋谷駅界隈。衣装はエトロ。

東京湾にたゆたう森 星。


前日の夜まで雨の予報が出ていてどきどきしながら迎えた撮影当日。チャーターした屋形船で東京湾へ。曇天でスモーキーグレイに染まった空と海を背負ってポーズを取る森 星さんは最高にクール! 誌面での掲載も最後まで迷った1枚です。船酔いしやすいというマネジャーさんを気遣いながら、けっこうな揺れをものともせず次々にポーズや表情を変えていく森さん。実はこの日が屋形船デビューだったそうです。衣装はジョージ・ケブリア(誌面ではトム フォードを纏ったカットも掲載)。

青木明子と白い建物。


国内外のファッションシーンで活躍する新世代女性を応援するために2015年から新設した「Rising Star of the Year」の受賞者は、先日の毎日ファッション大賞でも新人賞を受賞したAKIKOAOKIデザイナーの青木明子さん。撮られる側には慣れてないと戸惑いつつも、カメラの前で、山田さんの指示に淡々と答えてくださいました。透けるように白い肌が印象的な青木さんの背景には都内の白い建物×2。

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