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高尾山初心者が覚えておくべき「服装・持ちもの・ルート」とは?

  • 2018.11.19
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初めて登山をするなら、都心から1時間以内、私服でも登れる高尾山はいかがですか。服装や持ちもの、高尾山のコースなど、登山にチャレンジする方に必要な情報をご紹介します。心洗われる登山体験をしてくださいね。

高尾山とは?

高尾山は、東京・八王子にある標高599mの山。都心からもほど近く四季を感じられるため、通年多くの登山客が訪れます。石に願いを書いて納める「願い石」や、「たこ杉」の隣にあるたこの形をした像「ひっぱりだこ」などのパワースポットも人気です。

知られざる高尾山と富士山の関係

遠く離れた高尾山と富士山ですが、実は深い関係があります。戦国武将・徳川家康は、「江戸城」を建築する際に風水を活用したといわれています。東京湾から“水の力”、富士山から“火の力”を取り込む計画がされたのだそう。

さまざまな力を取り込む地脈を「龍脈(りゅうみゃく)」といい、高尾山と富士山は「龍脈」で繋がっているので、高尾山に登頂することで富士山に登頂したのと同じご利益を受けられるといわれています。

登山するときの服装は?

高尾山に登頂するときには、“動きやすく、汚れてもいい”服装をしましょう。「1号路」は舗装されているので普段着でも登れますが、「6号路」や「稲荷山コース」は舗装されていない場所が多いので、登山の服装で登ることをおすすめします。

スニーカー・トレッキングシューズ

道は平坦ではなく、坂や階段など起伏があるところも。注意しなければ転倒のおそれがあるので、ピンヒールやサンダルはNGです。基本は歩き慣れたスニーカーやトレッキングシューズを履きましょう。

マウンテンパーカー

街の気温が暖かくても、山では寒いことがあります。マウンテンパーカーは一着あると便利です。暑いときは腰に巻いておくと、バッグもかさばりません。

帽子

陽射しが強いときの日よけや、予期せぬ場所に生えている木の枝などからも身を守ります。360度ツバがついているハットや、風に飛ばされるのを防ぐ「あごひも」がついているハットが便利です。

リュック

バッグやリュックサックは両手が空くので歩きやすく、転倒したときなども安心です。リュックを体にフィットさせる「ベルト」や「背面パッド」がついているものだと、長時間の登山も快適。

レインウェア

初めての登山なら、上下セットでレインウェアを揃えておくのがおすすめ。山の天候は変わりやすいですが、レインウェアがあれば突然の雨にも対応できます。

登山にあると便利な持ちものは?

登山をするときに必要なものをピックアップしました。いざというときに困らないために、あらかじめ必要なものを準備してから高尾山に訪れましょう。

おやつ・飲みもの

登山の間に栄養補給をするために、チョコレートや飴玉などのおやつを持参しましょう。登山には水分補給が大切なので、飲みものは水筒などで持参するのがおすすめ。

ビニール袋

高尾山にあるお店で買った食べものの場合は、食後のゴミをお店の方に回収してもらえますが、ゴミは持ち帰るのが基本。ビニール袋は必需品です。

その他あると便利なもの

・雨具
・タオル
・日焼け止めや絆創膏などのケアグッズ

高尾山のルート

高尾山には、初心者向けのコースから上級者向けのコースまで、あらゆるコースが用意されています。自分に合ったコースにチャレンジしてみてくださいね。

1号路

「薬王院」の表参道であり、お店もたくさんあるメインコースです。「薬王院」に至るまでの参道はすべて舗装されているため、登山初心者はこちらのコースがおすすめです。

山頂手前の短い区間は舗装されていないのですが、少しだけなので普段着でも気軽に登れます。人通りも多い、にぎやかなコースです。

【概要】
・全長:3.8km
・所要時間:上り100分、下り90分
(ケーブルカー利用時:上り50分、下り40分)

2号路

高尾山の中腹を一周できるループコース。高尾山の南斜面を通るルートと北斜面を通るルートの2つに分かれており、南ルートと北ルートで違う植生を観察できます。

南側ルートは「浄心門」の近くで「3号路」と接続しており、北側ルートは「4号路」の「蛇滝コース」と接続しています。距離も短く施設もないので、あまり利用者数は多くないコースです。

【概要】
・全長:900m
・所要時間:30分(南、北側ルートそれぞれ15分)

3号路

1号路の「浄心門」から左に入り、高尾山の南斜面を山頂の方面に抜けるコースです。常緑樹が多く、見晴らしはあまりよくないのですが、急な場所が少ないので比較的歩きやすいコースとなっています。

山頂近くになると、「薬王院」からくる「富士道(コース図にはない裏道)」と合流し、最終的には「5号路」に接続し山頂へとつづきます。比較的人も少なく静かなコースです。

【概要】
・全長:2.4km
・所要時間:上り60分、下り50分

4号路

「浄心門」を右に入り、高尾山の北斜面を歩くコースです。高尾山で唯一の吊り橋があることから人気があり、登山者が比較的多いコースです。

途中「いろはの森コース」と交差しますが、下りで間違えて「いろはの森コース」をすすむと「日影沢」に下りてしまい、ケーブルカーの駅に行くことができませんので注意が必要です。

【概要】
・全長:1.5km
・所要時間:上り50分、下り40分

5号路

さまざまなコースと接続している、山頂のすぐ下をループするコースです。全長900mと比較的短いコースなので、気軽に楽しむことができます。

1、3、4、6号路・稲荷山コース・奥高尾への道と、ほぼすべてのコースがこの「5号路」と交差しているので、各コースの接続にも使われます。高尾ビジターセンターのガイドウォークでも使われており、高尾山の自然を体験できるコースです。

【概要】
・全長:900m
・所要時間:30分

6号路

小川に沿って歩き、自然や水を肌で感じられる人気コースです。飛び石で沢の中を登っていく場所もあり、別名「水のコース」とも呼ばれています。途中、水行道場である「びわ滝」や「岩屋大師」などを見ることも。

道幅が全体的に狭いため、紅葉やゴールデンウィークといったハイシーズンには、上り方面の一方通行規制が行われます。飛び石や舗装されていない場所もあるので、歩きやすくて濡れても問題のない服装で行くのがおすすめ。山頂直前で約200段の階段が現れるので、気合いを入れて挑みましょう。

【概要】
・全長:3.3km
・所要時間:上り90分、下り70分

稲荷山コース

高尾山の主尾根とは別な尾根(南側)を通るコースで、「○号路」というような名前はついていないのですが、人気のコースとなっています。

もともと林業用の道だったため、スギ・ヒノキの林が続きます。6号路同様、山頂直前で約200段の階段が出現。山道が滑りやすく、特に地面が湿っているときに下山するときに注意が必要です。

【概要】
・全長:3.1km
・所要時間:上り90分、下り70分

高尾山登山を楽しもう!

ケーブルカーなどを利用すれば約1時間で山頂まで登れる気軽さと、都心からのアクセスの良さから、年齢を問わず登山を楽しめる高尾山。

パワースポットや登山グルメをいただけるスポットに寄り道をしながら、爽快感あふれる登山体験をしてみてはいかがでしょうか。

スポット情報

  • スポット名:高尾山山頂
  • 住所:〒193-0844 東京都八王子市高尾町
  • 電話番号:042-664-7872
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