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「急に意識しちゃうじゃん…!」片思いの彼が喜ぶ「好き」の上手な伝えかた

  • 2018.11.14

あなたには今、好きな人はいますか?昔からの友だち、職場の同僚、お店の店員さん、通勤途中にいつも会う人。どうしても気になって、気がつけばいつも彼のことを考えている自分。でも、せっかく心惹かれる人に出会うことができたのに、気持ちを告白するどころか、好意すら伝えられなくて・・・と悩んでいないでしょうか。そんなあなたのために、大好きなあの人に自然に気持ちを伝える方法を紹介したいと思います。

気持ちの伝え方が分からない私たち

「ずっと好きな彼がいます。友だちグループの一人で、とにかく面倒見がよくて、優しい彼。みんなで時間を過ごすうちに、気が付けばとても好きになってしまっていました。でも、友だち期間が長いし、告白してしまうと友人関係を壊すことになるんじゃないかと思うと、気持ちを伝える勇気が出ません・・・。」(23歳/団体職員)


「彼はカフェの店員さん。私のお気に入りのカフェで働いている人です。まぁ、彼がいたからそのお店がお気に入りになった部分も大きいですが・・・笑顔がさわやかで、とても優しくて、白いシャツがよく似合う人。いつも彼のことが頭を離れません。告白まではいかなくても、友達になれないかなと思うんですが、なんて声をかけたらいいのか分からないんです。」(26歳/公務員)


誰かを好きになったとき、好きであればあるほど気持ちを伝えるのがこわくなりますよね。告白することで、今までの関係が壊れてしまったらどうしよう?と不安に思うのは、ごく自然なことです。でも実は、好きな気持ちを伝えることにはメリットの方が多いということをご存知でしたか?「女の子は自分から告白しちゃいけない」という恋愛指南書もたくさんありますが、私は「相手に喜ばれる告白方法」をつかって、どんどん気持ちを伝えるべきだと思います。

「好き」を伝えるメリットとは?

まず、好きな人に好意を伝えるメリットについて知るには、相手の立場になって考えてみることが重要です。例えば、あなたが友人だと思っていた相手や、ちょっとした知り合い程度の人から好意を持たれているということが分かったら、どんな風に感じるでしょうか?もちろん相手によってリアクションは変わってくるでしょうが、友人関係だったり、よく言葉を交わす相手だったりしたら、悪い気持ちはしないのではないでしょうか。


あまりよく知らない相手だったとしても、「え!私のこと好きなんだ!」と、少しドキっとするはず。よほどタイプではない場合を除き、相手のことが気になるようになるでしょう。実際、男性たちにこの件についてたずねてみたところ、「女の子から好きだと思われることは、いくつになっても純粋に嬉しい」「告白されたことで相手を好きになることも多い」といった好意的な意見ばかりでした。心理学上、人は相手に好意を持たれると、無意識にそのお返しをしたくなる性質があるとされています。だとしたら、この法則を味方につけない手はありませんよね。好き!と思ったら、長々と悩むよりも気持ちを伝えてみる方が、関係を進展させられる可能性が膨らむのですから。


では反対に、告白することのデメリットにはどのようなことが考えられるでしょうか?おそらく最も気になるのは「もし振られてしまったら・・・」ということではないでしょうか。しかしこれは、実は悪いことではなく、むしろいいことなのです。いくら思っても報われる可能性がない相手に、延々と時間を費やし、他の出会いの可能性を摘んでしまうことこそ大問題!その告白のおかげで事態を防げるのですから、告白に失敗などないのです。

どんな「告白」が喜ばれるの?

とはいえ、学生のときのように「好きです!付き合ってください!」という告白方法は、大人にはちょっと仰々しいですよね。大人が恋心をうまく伝えるには、どのような点に気をつければいいのか見てみましょう。


明るくさらっと、深刻にならず
好きな気持ちを伝えるとき最も大切なのは、あくまでも明るく、深刻なムードにならないように気をつけることです。理想の雰囲気は、小さい子どもが「だーいすき!」と言うくらいの明るさと気軽さを思い浮かべてみてください。子どもたちの“告白”はなぜ嫌な気持ちがしないと思いますか?最大の理由は、その告白に“影”を感じないからです。裏も表もなく、「好き」と明るく正直に口にする、その純粋さが私たちの心にストレートに響くのです。スキルも小細工も必要ありません。ただ子どもにかえった気持ちで、にっこり「私〇〇さんのこと、大好き!」というだけでいいんですよ。


相手の状況を尊重する
告白は正直かつ率直に、とは言いますが、大人にはそれに加えて相手の状況を思いやる優しさもあればさらに好印象ですよね。たとえば、相手に現在パートナーがいるなら、告白はさらっと流せる余裕を残したものにしてあげましょう。好意を持たれることは誰でも嬉しいものですが、生真面目な彼だった場合、そのことに罪悪感を持ってしまうかもしれませんし、「もしかして別れさせようと思ってる・・・?」と警戒されてしまうかも。でも「〇〇さんみたいな人が理想なんです」というようなソフトな言い方なら、彼に気まずい思いをさせることなく、好きな気持ちを伝えることができますよ。


告白に結果を求めない
男性に「嫌な告白や、困る告白はどんな言い方?」とたずねてみたところ、共通して挙げられたのは「告白したんだから、どうにかしてほしい!というプレッシャーが感じられるもの」ということでした。好意を寄せられるのは嬉しいことでも、そこに「結果」を求めるプレッシャーが加わると、途端に気持ちに応えることが義務のように思えてしまうのです。もし私たちが逆の立場だったとしても、やはり素直に喜べないでしょう。本当に相手のことを好きなのであれば、相手の幸せを望む気持ちがあるはずです。理想とするのは、無償の愛。彼が大変なときや辛いとき、ただ黙って寄り添ってあげましょう。笑顔で「どんなときも、私がいるからね!」と伝えれば、あなたの深い愛が彼の心にしみることでしょう。

女性から好意を伝えることをためらうあなたへ

とはいえ、こういった伝え方を難しく感じる人も多いかもしれません。というのも、日本には「告白=付き合うためにするもの」という図式があり、そうでない告白の形というのが普及してこなかったからです。また、「告白は男性からするべき」という風潮も、一部ではまだ根強く残っていますよね。この傾向は海外、特に欧米から見ると非常に風変りにうつるといいます。例えば、“愛の国”フランスでは、付き合う・付き合わないに関係なく、誰かを魅力的だと思ったらそう伝えるのが一般的。


「それが正直な気持ちだから。付き合えないなら言わないっていうのは、なにか違うと思う。」(29歳/フランス人男性)


「誰かを魅力的だと思って、それを伝えたからって、問題になるのかしら?」(23歳/フランス人女性)


人を好きになる気持ちは、とても尊くて美しいもの。自分が誰かに好かれているという事実を知ることは、その人の一日を少し幸せなものにするのではないでしょうか。相手のことを思いやった伝え方であれば、告白に男も女もありません。「あなたは素敵な人だよ、私はあなたがいて幸せだよ」と、ぜひ愛のメッセージを伝えてあげてください。
もしそれを急にするのが難しいなら、まずは彼の行動や性格にポイントを絞って言ってみてもいいでしょう。「こういう時に堂々と意見を言えるところが好き」「そのマメさが好き」など、全体じゃないところから攻めてみて、徐々に「好意を伝える」ことになれていきましょう。

もっと「好き」をオープンに

「好き」を伝えることが恋のゴールではなく、恋のスタートでもいいのではないでしょうか。好きな気持ちをさらっと伝えられるようになれば、恋愛がぐっと楽になるでしょう。自分の気持ちを押し殺す必要はありません。そしてそのうえで彼がまだあなたと一緒に時間を過ごしてくれるなら、彼もあなたに好意を持ってくれていることが自然と分かります。


この恋愛難といわれる時代に、誰かを好きになることができたのは、本当にすばらしいことです。あなたが恋した彼に、ぜひ「あなたは特別な人、愛されてるよ!」と「好き」のギフトを贈ってあげてください。自然なやり方は日常で練習あるのみ!相手を喜ばせる告白習慣を重ねて、すてきな恋愛を育てていってくださいね。(恵 理世/コラムニスト)


(ハウコレ編集部)



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