1. トップ
  2. 恋愛
  3. 男が希望しているセックスの頻度は週何回?【ひとみしょうの男ってじつは・・・】

男が希望しているセックスの頻度は週何回?【ひとみしょうの男ってじつは・・・】

  • 2018.11.12

性生活の満足度が高い都道府県は、<1位鹿児島県、2位山梨県、3位福井県>なんだそうです。

反対に性生活の満足度が低い都道府県は、<45位千葉県、46位茨城県、47位愛媛県>だそうです。

この結果をもとに考察をして、コラムを書けるほどの能力をもち併せていないので、これは結果の紹介にとどめます。

さて、男性が希望しているセックスの頻度は、ズバリ週何回なのか?について、今回はお届けしましょう。

20代でも週1という結果に!

まずはエッチの頻度の実態のご紹介から。

月平均で<年代別では20代が4.11回で最も多く、30代が2.68回、40代が1.77回、50代が1.38回、60代が0.97回>というのが、日本のエッチの実態だそうです。

この『Grapps』は、30代前半の読者が多いと聞いているので、30代の人たちは、月に2.68回ということは、2週間に1~2回の頻度でエッチしているということになりますが、みなさんそんなもんですか?

じつは男は、毎日エッチしたいと思っています。毎日です。週7です。月30回です。2月は28回です。でも実態は、あなたもよくご存じのとおり「このざま」です。なぜか?

頭の切り替えにすごく時間がかかるからです。

男って、仕事中に「あ~!もう今日は仕事をやめてパ~っとセックスしてぇ」と思うことがあります。でもそれは「思うだけ」なんですよね。

思ったことを即実践しようと思えば、たとえば残業中に彼女に「今日エッチしようよ」とLINEして、ソッコーで彼女の部屋に行ってパンツを脱ぐといいのだけれど、そんなことができる男は少数派です。

たいていは「明日も朝が早いしなあ」とか「そんなに『したいしたい』と言うと、彼女が『わたしとエッチしたいだけで付き合ってるわけ?』って怒るしなあ」という気持ちが先立つので、結果的におうちに帰って「右手の恋人(人によっては左手)」とヤッて寝てしまうのでした。

セックスなんてヤリたい時にヤルのが一番いいわけです

性欲が強めの女性も同じだろうと思うけど、セックスなんてヤリたい時にヤルのが一番いいわけです。でもそれができている人って、「放っておいても男が寄ってくる女子」くらいなものでしょう。

たとえば20代でモテモテの女子って、ほとんど週5ヤッている人もいたりして、そういう人は「天下を取ったような表情」をしているから、見ていてすぐわかります。多くの人は「したくてもできない」わけだから、したいと思った時にヤレる希少な人生を送れているというのは、文字通り「天下を取った」ことになるのだろうと思います。

もちろん言うまでもなく、男だって、したいときにヤレるのが理想だと思っています。

でも男は、先に書いたように、頭の切り替えが遅いのです。したいときにヤレる女子が、たとえば出かける時に「コトを想定して」「勝負下着」を選ぶというのは、その女子は四六時中セックスのことを考えているわけです(それが悪いということでは断じてない)。

でも男は、たとえば朝は仕事のことを考えつつ着替えて、仕事が終われば上司や同僚の顔色を伺いつつ帰る支度をして、その時セックスことがふと頭に浮かんでも、残した仕事のことや取引先の担当者の顔が浮かんで……やっと夜の10時くらいに真剣にセックスのことを考えても、もうすでに時遅く……という感じで1日が終わってゆくのでした。そしてそういう1日が365回続くのでした。

「男はヤってばかりの猿」と言われない理由

世間では「男はヤリたがりの猿だ」と言われているけれど、そしてそれは「毎日ヤリたい」と思っている男の一面の真理を突いている表現であることに間違いはないけれど、でも半分くらいの解釈は間違っています。

男は「ヤってばかりの猿」じゃなくて、ヤリたがりの猿、ということは、男はつねにセックスしたいと思っているものの、実際にはヤレていないということです。なぜヤレていないのかといえば、繰り返しになりますが、頭の切り替えが遅いからです。もうナマケモノ並みに切り替えが遅いのです。

四六時中セックスのことを考えている女子がつねに「臨戦態勢」なら、男たちは「態勢を整えることをこれから考える」のです。

「特別さ」という高いハードルにつまずいて

男はなぜそんなにセックスをしたいと思いながら、つねに臨戦態勢をとれないのか?

思うに、思春期の影響ではないかと思います。思春期に「セックスいいこと」なんて教わった人なんていないですよね?たいてい「隠れてコソコソとヤル行為=セックス」という認識を植え付けられてきましたよね。

女子もおなじような概念を植え付けられてきたのかもしれないけど、女子はヤッているのがバレても怒られなかったでしょ?怒られるのは決まって男の仕事だったでしょ?

だから男たちは「セックス=特別なこと」という概念が身にしみついてしまっているのです。超ヤリたくてもまったくヤレなかった暗黒の日々を送ってきた男ならなおさら。

女子は……ヤリたいと思えばどうにかなったでしょ?

セックスをあまりに特別視しすぎている男たちは、週7でヤリたくても、その「特別さ」という高いハードルにつまずいて、結局今夜も右手の恋人とたわむれるのでした(人によっては左手)。(ひとみしょう/作家)

※参考・引用 ニッポンのセックス(相模ゴム工業株式会社)

元記事で読む
の記事をもっとみる