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さらに激化する“ルール無き戦い”が描き出す、深い闇。『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』【今月のプロ押し映画!】”

  • 2018.11.9
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さらに激化する“ルール無き戦い”が描き出す、深い闇。『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』【今月のプロ押し映画!】”
2018.11.09 17:00
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督による前作に続く、見応えたっぷりの快作続編が登場! メキシコの麻薬カルテルと米国CIAの間で繰り広げられる国境麻薬戦争。深刻化する社会問題が持つ闇を、圧倒的な臨場感と緊張感の中で描き出すサスペンスアクションの結末とは?

(C)2018 SOLDADO MOVIE, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

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カンザスシティで自爆テロが発生し、多くの死傷者が出た。犯人はメキシコの麻薬カルテルの手引きで密入国した中東系テロリストの可能性が高かった。事態を重く見たアメリカの国防長官は、CIAを使って敵対する巨大カルテル間に戦争を起こさせ、壊滅に導く作戦を開始する。それは、一方の組織のボスの娘を誘拐し、対立組織の仕業に見せかける非情な謀略だった。かつてカルテルに愛する家族を殺された暗殺者アレハンドロは、CIAからその作戦の実行を依頼される……。


アメリカとメキシコの国境地帯を舞台にした麻薬戦争を描いたアクションの第2弾。テロリストの密輸まで始めたカルテルとCIAの戦いはさらに拡大、激化し、より非人間的な様相を呈していく。イタリア映画界の俊英ステファノ・ソリッマの硬質な演出は、全編に緊張感を漲らせて現在進行形の深刻な社会問題を浮かび上がらせ、さらにエモーショナルな余韻まで残して見ごたえあり。ドゥニ・ヴィルヌーヴが監督してヒットした前作にも負けない快作となった。寡黙な暗殺者を演じるベニチオ・デル・トロの深み、暴走気味のCIAエージェントを演じるジョシュ・ブローリンの熱演も必見。

『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』

11月16日(金)全国ロードショー

配給/KADOKAWA
https://border-line.jp/

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