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まさか! 子どもが包丁を握っている。98%の家庭で起こるヒヤッと行動

  • 2018.11.8
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ウーマンエキサイトで人気連載中のなーみんさんの記事「火にかけていたフライパンがない! おんぶで料理中に何が起こった!?」で、同じように子育て中にヒヤッとした経験があるか、アンケートを実施しました。

ヒヤッとした経験がある人に回答いただいた「子どもの思いがけない行動」についてのエピソードもご紹介します。



■98%が子育て中の「ヒヤッと」経験あり

子育て中は、家の中でも事故は起こるとよく聞きます。だからベビーゲートチャイルドロックを取り付けるなど、子どもにキケンがおよばないように気をつけているご家庭は多いのではないでしょうか。

それでも、アンケートでは合計で98%もの人が「子どもの思いがけない行動でヒヤッとした経験がある」と回答しています。

Q1. 子どもの思いがけない行動でヒヤッとしたことはありますか?
よくある 49%
たまにある 48%
ほとんどない 1%
全くない 0%
その他 1%
「ほとんどない」と回答した人は少数ですがいるものの、「全くない」は0%! このことからも、子どもの行動をコントロールすることが、どれだけ難しいかがわかります。

■「料理中のおんぶ」は危険だった…!

子育て中のどんな場面でヒヤッとすることがあるのでしょうか? 寄せられたエピソードを見ていると、なーみんさんと同じように「料理中のおんぶ」という状況がいくつかありました。

個人差がありますが、赤ちゃんは成長過程のなかで後追いを始めます。保護者の姿が見えなくなると、激しく泣いたり追いかけてきたりするので、思うように仕事や家事ができなくなってしまうことも。

そこで、赤ちゃんが入ってこれないようにキッチンなどにベビーゲートを設置するわけですが、なーみんさんの記事にあったように、取り付けができない構造の家庭も。そういうときに赤ちゃんを守りながら、家事を進める選択肢のひとつとして「おんぶ」があるのですが…。

料理中に泣くからおんぶしていたら、やっぱり鍋やらフライパンの蓋をさわろうとして大変でした。おんぶしてた1歳児が麦茶の入ったガラスポットを思いっきり振り上げてから、床に叩き落としたことがありました。おんぶして料理を作っているときに野菜を切り終わったので、残りを冷蔵庫に戻そうと振り返った瞬間…包丁を手にしていました。それまで私が使っていた包丁が気になって仕方なかったのだと思いますが、あのときほど背筋が凍ったことはありません…。
おんぶは背中側に子どもがいるから安心してしまうのですが、赤ちゃんって手足をバタバタと動かして、思いがけない動きをするんですよね。こんなエピソードもありました。
おんぶで料理をしていたら子どもが包丁の刃と柄を両手で持っていて無理やり離すこともできず、焦りました。ほかのおもちゃとの交換に応じてくれて助かりました。
想像しただけで冷や汗がでてくるエピソードです。とっさの機転で、おもちゃをわたして交換できてよかった! こんなふうに、なにげない子育ての風景が、ほんの一瞬で、「ヒヤッ」とする場面に変わってしまうんですね…。

■ベビーゲートを取り付けているのに、ヒヤッと!



しかしベビーゲートを取り付けているからといって安心だとは言えないところが、子育ての難しさです。

子どものタイプによってはゲートによじ上ってしまって、むしろ危ない場合も。さらには、子どもの成長が思っているより早く、ゲートを自力であけてしまうこともあるようです。
夕飯にハンバーグを焼いているとき、1歳半の息子がガードの前に椅子を持ってきて、登って柵を乗り越えようとした。そして、そのまま反対側へ転落してしまった。ベビーゲートが開けられるようになってしまって、目を離したすきに、まだちゃんと降りれないのに前向きで手すりも持たずに階段を降りようとしていてヒヤッとしました。
子どもの後追いが激しいうちは、「家事がきちんとできなくてもしょうがない」「料理は手抜きでいいんだ」くらいのゆるやかな気持ちを持つことも大切なのかもしれません。

対策しても、注意しても、思いもかけないものに、手を伸ばしてしまう子ども。でも子どもが触ってはいけないものに手を伸ばしたり、後追いしたりする時期は、いつか過ぎ去っていきます。だから、それまでは安全第一で過ごしたいですね。


■いつの間に!? ハサミ、包丁を子どもが持っている



ほかにも、子どもが使うにはまだ早いハサミやアイロンに手を伸ばしていて、ヒヤッとしたというエピソードも多く寄せられました。
6歳と3歳の娘がいます。私がソファでうとうと寝てしまい、起きてみると、上の子が高いところに隠しておいた文房具箱を勝手に取り出して工作をしていました。そして隣でご機嫌に塗り絵をしていた下の子をよく見ると、なぜか前髪のど真ん中幅3センチ分ほどが、根本約1センチ残してバッサリ! 「どうしたのそれ!」と聞いたところ、「ジブンでちった(自分で切った)の〜」とうれしそうに教えてくれましたが…もし皮膚まで切っていたら…とかいろいろ考えて青ざめました。包丁がしまってあるシンク下の引き出しを開けられるようになっていた1歳の息子。ある日、草むしりして帰ってきたら、万能包丁を片手に私を出むかえてくれた息子がいました。寿命が3年は縮みました。子どもの手の届かない位置に置いていたアイロンを、目を離した隙に椅子を運んできて触ろうとしていたとき。
子どもには手が届かない場所に隠しておいたはずなのに…というパターンは本当によく聞きます。刃物や熱源のあるものは、本当に寿命が縮みます。

じつは、筆者も幼いころ、自分で前髪を切ってしまった記憶があります。なんでも自分でやってみたい年ごろというものがあるんでしょうか…。

アンケートに寄せられた意見のなかにもありましたが、子どもは「興味のあるものは、なんとしてでも手に取りたい生き物」なのだと覚悟しておくことが必要なのかもしれません。

■「ありすぎて思い出せない」子どもの思いがけない行動



エピソードのなかには「ありすぎて思い出せない」というほど、子どもの思いがけない行動に振り回されたという保護者の方もいました。

実際に、「手の届かないところに置く」「鍵をかける」「ベビーゲートを設置する」などなど、子どもから危ないものを遠ざけようと各家庭で工夫しているにもかかわらず、アンケートでは、ほとんどの方に「ヒヤッ」とする瞬間がおとずれています。

できるだけ、不安要素を取りのぞいていくのが理想ですが、完ぺきにするということはかなり難しいことがわかります。そして対策しているつもりでも、子どもの成長によって「まだこれはできないだろう」が明日にはできてしまっていることもあります。

キケンな場所について家族で話し合ったり、子どもの成長に合わせて収納場所を点検をするといった方法で、少しでも子育て中のヒヤッとする瞬間を減らしていけるといいですよね。



Q1. 子どもの思いがけない行動でヒヤッとしたことはありますか?
回答数:87

Q2. 子どもの思いがけない行動でヒヤッとしたエピソードがあれば教えてください。
回答数:37
アンケート集計期間:2018/9/27~10/5

(いずみかな)

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