1. トップ
  2. メイク
  3. メイクのカリスマが語る、「私とリップの甘い関係」。

メイクのカリスマが語る、「私とリップの甘い関係」。

  • 2018.11.7
  • 2572 views


メイクのカリスマが語る、「私とリップの甘い関係」。
2018.11.07 19:15
女性とって初めてのコスメといえば、リップスティックなのではないだろうか? 海外のビューティー・エキスパートたちに、初めて使った思い出の1本やリップ愛について聞くと、続々と甘いエピソードが聞こえてきた。彼女たちのヘビロテアイテムや塗り方のティップスも参考に!

シャーロット・ティルべリー創設者


「幼い頃、母が真っ赤な口紅を塗っているのを見たのが、リップスティックについての初めての記憶よ。爪に赤いポリッシュを塗った指先で、赤い口紅を塗っている姿が思い出に残っているわ。母はよく『赤い唇はあなたをどこへでも連れて行ってくれる』と言っていたの」と語るのは、自身の名を冠するコスメブランドを展開する、シャーロット・ティルベリー。「リップスティックを塗れば、自信がつき、肌が明るくなり、一瞬で魅力的になれる。どんなシーンでもに使える私のお気に入りアイテムは、私のブランドの『マットレボリューション ピロートーク』よ。また、いつもリップメイクの一番最初に使うのは『リップチート リップライナー』。描くときは唇を少しぴんと張るように小さくほほ笑むと、唇の輪郭が取りやすいわよ」とアドバイスしてくれた。

ケイ・モンタノ/メイクアップアーティスト


「私にとって究極のリップスティック・アイコンは、『裏窓』のグレース・ケリーよ」と話すのは、世界を舞台に活躍するメイクアップアーティストのケイ・モンタノだ。「バーツビーズの『ティンテッド リップバーム レッドダリア』とボビイ ブラウンの『ココア リップ ペンシル』を組み合わせるのが好き」。リップライナーが唇の形を整えてその美しさを引き立てつつ、色付きリップバームが唇に潤いと色を与えてくれるのそう。


また「メイクは、仮面やおめかし、ましてや自信がないからするものではない、と考えているの。誰しも最高の自分を見せたいし、最高の気分になりたいと思うものよ」と、メイクに対する哲学についても語ってくれたケイ。「リップスティックは自分の魅力を高めてくれるものよ。リップを使い始めたのは1980年代から。当時は、恐ろしいほどゴシックでメタリックなものを使用していたわ。幸い、昔過ぎて記憶にほとんど残っていないくらい前のことだけど!」

ハナ・マレー/メイクアップアーティスト


「私が初めて手にしたのは、祖母がくれたヘレナ ルビンスタインのコーラルピンクのリップスティックよ。6歳か7歳だった頃に祖母がほとんど使い切った状態のものをくれたの。めまいがするほど強烈なバラの香りと、祖母が出かける前に塗っていた様子をいまだに覚えているわ」と話すのは、モード誌やコレクションのバックステージなどで活躍する、メイクアップアーティストのハナ・マレー。


「リップスティックを塗ると、より上品な気分になれる。唇を無理なく魅力的に見せるものがいいわ。唇が不透明色で完璧すぎると、あまりにも『作られた』感じになってしまうと思う。指で唇に色を押し付けていき、自然の唇のラインをぼやけさせることで唇をよりふっくらさせるのが好きよ」とメイク法についても詳しくレクチャー。よく使う色は、ナーズの「ベルベットマット ペンシル バハマ」なのだそう。「1990年代の素晴らしいヌーディカラーにモダンな質感が加わったアイテムよ」

フーダ・カタン/フーダ・ビューティーの創設者兼CEO


2013年、人気のビューティーブロガーが始めたコスメブランドとして注目を浴びた、フーダ・ビューティー。同ブランドを立ち上げたをフーダは、リップスティックについての思い入れをこう語る。「リップスティックには、自分自身に対する見方、振る舞い方、状況に合わせた対応力などを思いのままに操る力がある、と考えているの。それにお気に入りの一本があれば、別の自分を解き放つこともできるわ」と口紅のもつパワーについて解説。


そんなフーダはヌーディーカラーのリップがお気に入り。「ヌーディーリップは私にとって最もセクシーな色であり、私が初めて使ったレブロンのリップスティックを思い起こさせるものよ。私がいつも使う色は、フーダ・ビューティのデミマットコレクションの『デイスレイヤー』。さらに『リップ コントゥール ペンシル』を使い、センターに向かって色を薄めることで、よりふっくらした唇に見せているわ」

メアリー・グリーンウェル/メイクアップアーティスト


ダイアナ元妃やメーガン妃も手がけたことでも知られるメイクアップアーティスト、メアリー・グリーンウェルのお気に入りリップはM・A・Cの「クリーム イン ユア コーヒー」。「ハンドバッグにいつも入れて持ち歩いてるアイテムで、長年使い続けているわ。色を変える必要はないと思うの。好きな色を見つけたら、それを使い続けて。私はスティックタイプのものをそのまま唇に直塗りするのが好き。たくさんつける感覚が好きだから、何度も重ね塗りするの。リップメイクのインスピレーションについては、「自分自身が自分のアイコンだけど、あらゆる女優がリップスティックを付けていた1940年代は本当に象徴的な時代だったわ。当時のマックスファクターの赤いリップスティックは素晴らしかった」と話している。

Text: Ellen Burney

元記事で読む
の記事をもっとみる